STCA20卒の堀口が、10-20年後の未来について、STORY代表村中さんに聞いて見た。後編

こんにちは!STORY CAREERの伊達です。
長らくお待たせしました!堀口くんと村中さんの対談記事の第二弾になります!
今回の記事の作成にあたっては、堀口くんに協力してもらう形で、堀口くんのコメントともに記事を作成しています。
ぜひ堀口くんの率直な感想と共に、記事をお楽しみください!
(※この記事は後編ですが、前編を読んでいない方にも問題なくお楽しみいただける内容です)
AIで仕事がなくなっていく、会社がなくなっていくという、話をたまに聞きます。
そういう中で、私たちSTCAの大学生はどのようなことに気をつけて今後の就職活動を含めたキャリア選択・能力開発を行っていけばいいのか、が気になるところです。
この質問を、教育と人材の二つにまたがる領域で企業経営をされているSTORY代表の村中さんに、聞いてきました。
▼STORY代表 村中さん
浜学園、リクルートエージェント(現リクルートキャリア)を経て、教育と人材ベンチャーSTORYを起業。STCAは、STORYの中の一事業である。
▼STCA 20卒 堀口
某大学ボクシング部所属。物怖じせず真正面から相手と戦うタイプのインファイター。STCAへは先輩の紹介がきっかけで2018年3月から利用スタート。
■変わっていく企業たち
堀口「じゃあ、社会にそういった大きな変化が起こっている時に、就職先を選択していく場合、自分を含めた大学生はどのように考えていくと良いでしょうか?」
村中「はい。その前にまず、企業の変化を考えましょう。情報革命が発生して、それが社会の末端にまで降ろされていくフェーズがちょうど今です。先ほど伝えたスシローしかり。でもまだまだ人力中心でやってきた業界も多く残っていて、そこに社会実装が進んでいくフェーズです。足元では金融、今後で言うと、介護や教育。変化を生み出していく企業っていうのは、『社会実装者』と捉えるのがいいと思う。」
堀口「なるほど。じゃあやっぱりITの会社に入るのが、進んでいるので良いんですかね?」
村中「一概にそうとは言えない。下流工程まで社会実装していく場合、そこで悩んでいる顧客や関係者のことをよく知っていないと、技術だけよくっても意味がない。たまに、『いっぱい機能がついてるけど、あんまり興味ない製品』とかない?」
堀口「あります。そういうの、全然興味ないです(ボクシングしかしてないし)。」
村中「はい。進んだ技術があれば、顧客が喜んでくれるか、と言うとそんなことは全くなくって、『顧客が何に悩んでいて、何がIT技術で解決されると、良いのか』を、直感的にでも知っていないと、上手くいかないのですね。」
堀口「なるほど、確かに。でも一方で、『技術(技)の存在』を知っていないと、『どうせ解決できないもの』と思い込んでしまうとかってないですか?」
村中「良い質問だね。勿論、あります。そして、更に業界が長いと逆に技術云々によらず『そう言う(変えられない)もの』と言うバイアスも働くことになります。従って、業界で大きな変化を生み出していくには、『未来は変えられるもの、創っていくもの』と言う前提を持っていて、業界や顧客のマイナスを解決していこうと言う姿勢があり、かつ新しい技術を認識あるいは保有している会社が、先頭に出てくるのだと思います。」
堀口「と、言うとITなどの技術がある会社ではなく、既存の会社から変化が起こる、と言うことでしょうか?」
村中「両方の可能性があります。まとめてみますね。」
村中「IT技術以外にも、やはり当該業界には『(人力を含めた)技術』があります。そこもおろそかにできません。ここは業界企業が有利です。一方で、変化の時代においては『スピード』も大事です。ここは当然ながらIT企業に分があります。」
堀口「よくわかりました。どちらから変化が起こっていくかは、まだわからない、ということですね?」
村中「はい、そういうことです。当該企業もIT技術者を取り込んだり、あるいは会社ごとM&Aして取り込んだり、オープンイノベーションをやってみたりと色々やってて、企業自体も今猛烈なサバイバルに入ってきています。例えば、こちら。」
日本最大の企業『トヨタ』が『生きるか死ぬか』と言っている。これは冗談抜きで、本当に思っていることだと思います。
何が言いたいかと言うと、要は、『変化の時代認識があり、自らの変化意思が強いこと』『技術に関心があること』が全てな気がします。そして、往々にしてその変化のスピードが遅いとおいていかれる可能性がある。そこまで含めて、どこがサバイブするのか、と言う話なのですね。」
堀口「大企業って、変化やスピードって、遅そうな気がしますが、大丈夫なんでしょうか?」
村中「だから、変化対応できるような体制を作ろうとしている動きが見える訳です。それでもやはりベンチャーと比べると遅いだろうとは思います。反面でこれまで培った非IT技術や、顧客信頼もありますから、どうなるかはわかりません。ただ、言えることは『自ら変化して、時代を捉えたものが生き残る』と言うことです。」
■IT企業は?
堀口「そうなってくると、なんだか就職活動が難しいものに思えてきました、、」
村中「え?なんで?笑」
堀口「元々、これからはITだと思っているのと、一生懸命働けそうな成長環境がいいなと、ITベンチャーに行こうと思ってまして、Will/Being整理の結果でもそうなっていたんですが、変化はどちらから起こるかわからない、という話だったからです。」
村中「マクロで捉えるのではなく、ミクロ、個社ごとにちゃんとみましょうよ、と言う話だと思います。さっきの表もざっくりしたもので、個社ごとに評価は大きく異なるでしょう。当然、大企業でもそこまでの危機感を持っていない会社は多いでしょうし、実際に行動が見えていないものも多いです。同時にITベンチャーだって、『本当に社会を変えたのか』と言うと、疑問が残ると言われています。」
村中「シリコンバレーのドンと言われるピーター・ティール(Facebookの初期投資家でもあります)が、IT技術は世の中の変革を依然として成し遂げていない、とTwitterを例に挙げてディスっているのですね。勿論、IT技術自体がこっからサービスに降りてくる段階ですので、これからなのだとは思いますが。」
堀口「なるほど。生き残る企業は、個社ごとにみていくしかないし、これから来るだろう大きな変化は、まだIT企業が起こしている訳でもないと言うことですね。わかりました。」
■個人としてのキャリア
堀口「その上で、個人は企業とは異なる文脈で生きていくと思うんですね。転職やフリーランスみたいな生き方も一般的になっている気がするんです。つまり第一段階で力をつけて、第二段階で自分のやりたいフィールドにいく、みたいなものってないんですか?」
村中「はい、ありますし、その観点は重要です。では、逆に聞きますが、堀口くんって、将来社会の中で解決したいこととかってあるの?」
堀口「いえ、僕はまだないです(ボクシングしかしてないし)。」
村中「そう。それがなければ、探しつつ、自分の力をつけると言う文脈でファーストキャリアを考えていくことはありだと思います。そうなると、IT実装者としてITベンチャーにいくことは当然選択肢に上がります。IT技術と変化意思やスピードみたいなものが、基礎能力として入るのは非常に良いでしょう。」
堀口「大企業よりも成長できる感じですか?」
村中「成長をどのように捉えるかの問題はありますが、『変化』を起こしていくことが当たり前になるか、当たり前じゃないか、が体にも入っていく非常に大きいのではないかと思います。」
堀口「なるほど。ありがとうございます。一応、インタビューなので聞きますが、やりたいことがある場合はどうすればいいのでしょうか?」
村中「自分がやりたいことを包含しているビジョンを持った会社が挙げられます。但し、企業のサイズ感の問題もあって、所属する成長スピードで劣る可能性もあります。つまり、途中まで他の場所で成長して中途採用で入っていく、あるいは自分(達)でやっていく方が、実際にできてしまう可能性があるかもしれません。そこは正解がない世界です。
なので、是非STCAのスタッフに相談しながら決めて欲しいところです。私は、堀口くんの詳細を知らないですからね。せっかくビジョンがやりたいことに包含していても、その企業が変化に乗り遅れてしまうこともありますから。」
堀口「なるほど。わかりました。その時はシュンさんとかに相談します!(やっぱり具体的な回答はもらえないよね)」
堀口「ところで。先ほど、IT実装者という話がありましたが、やっぱりプログラミングってできた方がいいでしょうか?」
村中「触りやプログラミング自体の構造がわかっている必要はあります。でも、以下の本にも書かれていますが、プログラミング自体もどんどん簡略化/IT化してきますので、今ほど人がいらなくなる世界がやってくると言われています。なので、一定理解してサービスを一緒に作る側に回るか、ガチエンジニアになるか、のどちらかだと思います。で、堀口くんだと前者だと思うので、一定までで良いかと思います。」
堀口「良かった!安心しました!」
<堀口君コメント>
社会の見方、企業の見方に始まり、個人としてのキャリアについて大変面白いご意見を頂くことができました。ボクシングしかしていない私に対して真摯に答えて頂き、正直久々に頭を使った気がします(笑)。
今後こういった話を踏まえて、自分自身の就職活動に取り組んでいこうと思いました。
村中さん、お忙しい中、お時間を頂きありがとうございました!
まだご覧になっていない方や、内容を再度読み返したい方は、前編をこちらからご覧ください!
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