【ガクチカの整理②】良い面接と悪い面接

前々回の記事で「人事の視点」を確認し、前回の記事では「具体的なガクチカの整理方法」を確認しました。

今回は、自分で整理したガクチカを整理するヒントを得るために、3つの面接シーンを見ていきながら、「良い面接」と「悪い面接」それぞれのポイントを押さえていきましょう。

 

1:前回までの復習

まずは、簡単に前回までのおさらいをしておきましょう。

転職者(中途採用)と異なり、大学生は「職務知識」「業界知識」「ビジネス一般常識」がないことから、人事は「成長エビデンス」「原動力とその強度」「3つの成長の仕方」から皆さんの入社後の成長・活躍を判断している、という内容でした。

 

成長エビデンス
これまでの成長した経験から、その人の成長性を判断する。

 

原動力とその強度
「Will・Being・価値観(原動力)」を確認し、それが自社とフィットしているかどうかを確認する。
また、「突破浮上エビデンス(原動力を発揮した成果を出したエピソード)」から、Will・Being・価値観の強度を確認する。

 

3つの成長の仕方
人が成長するパターンは「自分でPDCAを回す」「他者の真似をする」「他者からフィードバックをもらう」に分解することが出来る。
それぞれの能力を確認し、その人の成長の仕方を把握する。
※どこの企業も見ている「協働性」「素直さ」といった点は2番目と3番目に含まれる。

 

そして、それぞれの項目を判断するために見ているポイントは以下の通りです。

 

成長エビデンス
ガクチカの変化感(BeforeとAfterの差分)から判断する。

 

原動力とその強度
「その活動をやろうと思った理由」「継続して頑張れた理由」から原動力を判断し、上記の「変化感」からその強度を判断する。

 

3つの成長の仕方
変化を生むために行った思考・行動から判断する。

図で表すと以下のようになります。

このことから、

1:ガクチカは「成長物語」になっている必要がある。

2:活動を始めた時の動機と継続している動機から「原動力」を伝えるべき。

3:変化を生み出した行動・思考から自身の「成長の仕方」を伝えるべき。

と言えます。

つまり、「 成長物語を通じて”原動力”と”成長の仕方”を伝える必要がある 」ということです。

ここまでが前々回の内容です。

 

そして、前回の記事では以下2点について確認しました。

 

(1) ガクチカで話すエピソードの選定
自己分析を通して抽出した『(自分の最も重要度の高い軸の)突破浮上エビデンス』をガクチカとする。

 

(2) 整理すべき5つのポイント
・環境のレベル
・環境選択の理由
・変化感(BeforeとAfter)
・課題解決のフロー ※発揮したCan
・継続して頑張れた理由

 

今回の記事の内容は、前回までの内容を踏まえていないと、納得しづらい内容になりますので、まだの方は上記2つの記事をまずは確認してみましょう。

 

 

ここまでの内容を踏まえ、『面接での評価項目×人事が見ているポイント』をまとめておきましょう。

 

2:面接での評価項目×人事が見ているポイント

整理すると以下のようになります。

 

こちらは『ガクチカ』について問われる序盤の面接を想定したものであり、『志望動機』を主に問われる後半の面接の話ではないことに注意して下さい。

 

これから「Badな面接」「Goodな面接」を見ていきますが、上記の表を参考にしながら、是非人事の目線に立って、「ここがBadだろうな」「ここがGoodだろうな」ということを考えながら確認していきましょう。

ではさっそく、実際の面接シーンを見ていきましょう。

まずは面接シーンを一通り見た上で、次にフィードバック(FB)付きのものを見ていきます。

※登場する就活生は、弊社キャリアアドバイザー渡邉の学生時代がモデルです。

 

3:【Bad】超基礎的なレベルが出来ていない

まずはかなり基本的なポイントが押さえられていない就活生の面接シーンから見ていきましょう。

 

■■ 面接スタート ■■

 

まずは簡単な自己紹介からお願いします。

関西学院大学商学部3年の渡邉元士(わたなべがんじ)と申します。

大学では人材育成のゼミに所属しており、主に「組織論」「能力開発」について学習しています。

学外では、大学2年生の終わりまで個別指導塾の講師をしており、その後は教育ベンチャーで長期インターンをしております。

本日はよろしくお願い致します。

なぜ人材育成のゼミに入ろうと思ったのでしょうか?

塾講師をしていたこともあり、「教育」に興味関心があり、いくつかのコースの中から最も教育に近しい人材育成を選択しました。

また、当時、『塚田農場』という居酒屋がすごく好きだったんですが、そこで働くアルバイトの人たちがすごく活き活きと働いていて、「なぜアルバイトでここまで頑張ることができるのか?どんな育成をしているのか?」ということが気になったからです。

というのも、塾講師として一緒に働いているアルバイトの学生たちがそこまでモチベーションが高くなく、私はそのこと対して不満を抱いていたので、塚田農場の人材育成について知りたいと思っていました。

「教育」に興味関心があったとのことですが、それはなぜですか?

中学3年生の頃に塾に通い始めたんですが、当時、筆箱を持っていないくらい勉強を全くしておらず、成績もすごく悪い状態にありました。

ですが、塾の先生がすごく自分に丁寧に指導をして下さったおかげで、学校のテストの順位がすごく伸びるという経験をしました。

「定時制高校しか行けない」と言われていたんですが、その先生のおかげで、地元の公立高校になんとか進学をすることが出来ました。

塾講師の活動の中で、大変だったことは何かありますか?

モチベーションの低い受験生をモチベートすることが難しかったです。

というのも、私自身が受験生の頃は非常にモチベーション高く取り組んでいましたので、モチベーションが低い受験生の気持ちを理解することが中々できませんでした。

しかし、相手の趣味や日常の出来事などについて話をし、関係性を深めていくことで、その生徒さんの気持ちを徐々に理解出来るようになり、子ども達1人1人に合わせてモチベーションを向上させることが出来ました。

具体的にどのようにモチベートしたんですか?

授業中に雑談をする時間を確保しました。
 
例えば、サッカー部に所属していた受験生であれば、その子の好きな本田圭佑やクリスチャーノロナウドといったプロ選手の話をするようにしました。

 

■■ 面接終了 ■■

 

一旦、ここまでの部分について確認していきましょう。

人事の目線を意識しながら見てみて、この就活生の改善すべき点(Bad)は見つかりましたでしょうか?

それでは、以下でBadな点を確認していきましょう。(「Bad」をクリックすると、詳細が表示されるようになっています。)

 

■■ 面接×FBスタート ■■

 

まずは簡単な自己紹介からお願いします。

関西学院大学商学部3年の渡邉元士(わたなべがんじ)と申します。

大学では人材育成のゼミに所属しており、主に「組織論」「能力開発」について学習しています。

学外では、大学2年生の終わりまで個別指導塾の講師をしており、その後は教育ベンチャーで長期インターンをしております。

本日はよろしくお願い致します。

Bad

一番最初の自己紹介から改善が必要です。

自己紹介を甘く見てはいけません。というのも、 自己紹介で話す内容が「面接の方向性」を決める からです。

当たり前のことですが、自己紹介で話された内容について、面接官は質問をしていきます。

つまり、 自己紹介で話す内容は「自分が話したいと思っているエピソード(=自分の軸であるWill・Being・価値観が最も色濃く出ているエピソード)について質問をさせる内容」 になっていないといけない、ということです。

そして、この就活生が話したかった内容は、実は「長期インターン」に関するものだったんです。

にも関わらず、大学でのゼミの話や個別指導塾での経験を話してしまった、もっと言うと、 特に何も考えずに、ただ大学時代にやっていたことを羅列して話してしまった ために、長期インターンの話が出来なかったという訳です。

改善後

関西学院大学商学部3年の渡邉元士(わたなべがんじ)と申します。

大学時代にはキャリア教育系のベンチャー企業『STORY』での長期インターンに主に力を入れておりました。

2年生の終わりまでは一般的な個別指導塾でアルバイトをしておりましたが、そこである違和感を抱いたことから、その塾を辞めて、STORYでの長期インターンを始めました。

本日はよろしくお願い致します。

なぜ人材育成のゼミに入ろうと思ったのでしょうか?

塾講師をしていたこともあり、「教育」に興味関心があり、いくつかのコースの中から最も教育に近しい人材育成を選択しました。

また、当時、『塚田農場』という居酒屋がすごく好きだったんですが、そこで働くアルバイトの人たちがすごく活き活きと働いていて、「なぜアルバイトでここまで頑張ることができるのか?どんな育成をしているのか?」ということが気になったからです。

というのも、塾講師として一緒に働いているアルバイトの学生たちがそこまでモチベーションが高くなく、私はそのこと対して不満を抱いていたので、塚田農場の人材育成について知りたいと思っていました。

Bad
結論から言うと、 話が長過ぎ ます。また、 伝えたいことの「全体像や構造」を話しておらず、ただただ話したいことを思いついたままに話してしまっています。 

塾での経験→「仕事を通して”教育”のやり甲斐を感じた」「アルバイトをしている講師のモチベの低さに疑問を抱いた(塚田農場のアルバイトはモチベ高いのに)」

という 全体像・構造に従って、会話も組み立てるべき です。

改善後

塾での経験が関係しております。

具体的には2つあります。

1つ目は、子ども達の発達を促すことにやり甲斐を感じ、「子ども達により高い価値を提供するために深い知識を身につけたい」と思ったことです。

2つ目は、同じ塾で働いているアルバイトのモチベーションの低さに疑問を抱き、「モチベーション高く働くことが出来る仕組みについて知りたい」と思ったことです。

 

「教育」に興味関心があったとのことですが、それはなぜですか?

中学3年生の頃に塾に通い始めたんですが、当時、筆箱を持っていないくらい勉強を全くしておらず、成績もすごく悪い状態にありました。

ですが、塾の先生がすごく自分に丁寧に指導をして下さったおかげで、学校のテストの順位がすごく伸びるという経験をしました。

「定時制高校しか行けない」と言われていたんですが、その先生のおかげで、地元の公立高校になんとか進学をすることが出来ました。

Bad

先程と同様、「全体像や構造」を話せていません。

また、『成績もすごく悪い』『校のテストの順位がすごく伸びる』といったように、 抽象的な表現多い です。

ここはまさに 『原体験』に該当する部分であり、自分自身の軸を伝える大切なパートです ので、このままでは非常に勿体ないです。

改善後

中学3年生の頃に、ある塾の先生と出会ったことで、大きな2つの成功体験を積んだことが関係しています。

1つ目は、成績がものすごく向上したことです。

塾に通い始めた際には、成績は180名中160位とかなり悪い状態でした。ですが、その先生が丁寧に指導をしてくれたおかげで、2ヶ月ほどで上位20位まで成績が向上しました。

2つ目は、高校受験で公立高校に進学できたことです。

もともとは定時制の高校にしか進学出来ないと言われていましたが、なんとか地元の公立高校に進学をすることが出来ました。

この2つの経験から、「自分も子ども達にこうした経験をして欲しい」と思うようになり、教育に興味関心を持ち始めました。

 

塾講師の活動の中で、大変だったことは何かありますか?

モチベーションの低い受験生をモチベートすることが難しかったです。

というのも、私自身が受験生の頃は非常にモチベーション高く取り組んでいましたので、モチベーションが低い受験生の気持ちを理解することが中々できませんでした。

しかし、相手の趣味や日常の出来事などについて話をし、関係性を深めていくことで、その生徒さんの気持ちを徐々に理解出来るようになり、子ども達1人1人に合わせてモチベーションを向上させることが出来ました。

Bad

この回答は大きく減点されてしまいます。

というのも、 回答がズレている からです。

ここで問われていることは「大変だったこと」ですが、この回答では『(それに対する)改善策』で回答が締めくくられています。

また、肝心の「大変だったこと」についても非常に抽象度が高く、面接官の聞きたかった内容を十分に伝えることが出来ていないと言えます。

改善後

モチベーションの低い受験生をモチベートすることが難しかったです。

具体的には、非常に高い偏差値の学校に通われている高校3年生の女子生徒さんについて、です。

中学まではかなり成績が良く、学内でトップ10に入るような成績でした。

しかし、偏差値の高い高校では180人中120位くらいの成績になってしまい、「頑張っても成績は上がらない」という考えを持ってしまい、1日2時間の学習を1週間継続するのも困難な状況にありました。

 

具体的にどのようにモチベートしたんですか?

授業中に雑談をする時間を確保しました。
 
例えば、サッカー部に所属していた受験生であれば、その子の好きな本田圭佑やクリスチャーノロナウドといったプロ選手の話をするようにしました。

Bad

これも先程と同じく、 回答のズレの発生、及び回答が不十分 であるため、大きく減点されてしまいます。

ここでは「(関係性を深め、相手の理解をした後の)モチベートした方法」を聞いていますが、ここでは「関係性を深める方法」について話をしています。

もちろん、「生徒の好きなことについて話をすることでモチベートした」と解釈することも出来ますが、その場合は、回答として不十分です。

「雑談がどう生徒のモチベーション向上に繋がったのか?」という点がよく分かりません。

具体的には、「そもそも生徒はなぜモチベーションが低かったのか?(課題)」「なぜそれを課題と思ったのか?(課題把握のための行動・思考)」といった、課題に関する話がされていないために、解決策としての妥当性が不明瞭です。

改善後

大きく行ったこととしては2つです。

1つ目は、生徒との関係性を深めるために、生徒の興味のあることについて雑談をすることです。

2つ目は、成長を実感してもらうために、「実現可能性の高い行動目標を3日単位で設定すること」「1週間毎に私が作成した小テストを実施すること」です。

それぞれについて、もう少し具体的にお話してもよろしいでしょうか?(「話が長い」と思われないように、一度面接官にボールを渡す。)

順番に、1つ目からお話をさせて頂きます。

そもそもなぜ関係性を深めようと思ったかと言うと、モチベーションが低い背景、つまり課題を特定するためには、生徒さんについて深く理解する必要があると感じたためです。

また、その生徒さんがあまり自己開示を積極的にするタイプではなかったため、いきなり学習面についてヒアリングをするのではなく、生徒の興味のある内容について話をしようと思いました。

2つ目の成長を実感してもらう施策については、生徒の課題が関係しています。

1つ目の施策で関係性を構築しヒアリングを行った結果、偏差値の高い高校に入学した途端に成績が下がってしまい、「どうせやっても無理だ」と思ってしまっていることが分かりました。

課題である「勉強に対する自信」をつけてもらうために、「確実に実行可能な行動目標の設定」と「その結果を確かめられるテストの実施」を行いました。

 

■■ 面接×FBスタート ■■

 

いかがでしたでしょうか。

この方の改善点は、以下のような「超基礎レベル」の内容が主になります。

(1)伝えたいこと(目的)が自分の中で明確であること

(2)質問に対して適切な回答になっていること

(3)全体像や構造を話すこと

(4)数字などを用いて具体的には話すこと

以外と、(1)(2)といった「当たり前」と思えるようなことが出来ていない方も多くいらっしゃいます。

 「超基礎レベル」と表現している通り、ここが出来ていない面接はなかなか評価してもらえません ので、確実にポイントを押さえるようにしましょう。

続いて、「基礎レベル」が出来ていない面接シーンを見ていきましょう。

 

4:【Bad】基礎的なレベルが出来ていない

前回の記事で確認したいくつかの「伝えるべき内容」がありました。

「それらを伝えられるかどうか」がこの「基礎レベル」になります。

尚、ここからは「良い点(Good)」も出てきますので、先程と同様、ご自身で「どの点が改善できるか」「どの点が良いか」を考えながら確認していきましょう。

 

■■ 面接スタート ■■

 

まずは簡単な自己紹介からお願いします。

関西学院大学商学部3年の渡邉元士(わたなべがんじ)と申します。

大学時代にはキャリア教育系のベンチャー企業『STORY』での長期インターンに主に力を入れておりました。

2年生の終わりまでは一般的な個別指導塾でアルバイトをしておりましたが、そこである違和感を抱いたことから、その塾を辞めて、STORYでの長期インターンを始めました。

本日はよろしくお願い致します。

STORYという会社はどのような会社なのでしょうか?

キャリア教育を提供する個別指導塾を運営している会社です。

「キャリア教育」というのは、具体的にどういったことをされているのですか?

子ども達に社会で生きていくための力を身に付けてもらうため、子ども達一人ひとりの課題に合わせた指導を行っています。

普通の塾とは異なり、成績アップや志望校合格を目的にしていないという点で特徴的なサービスになっています。

自己紹介の所で、もともと働いていた塾で「ある違和感」を抱いていたと仰っていましたが、具体的にはどういった違和感を抱いておられたのでしょうか?

結論からお伝えすると、子ども達の中長期的な発達を考えた上での指導が出来ていないと感じたことです。
 
具体的には2つございます。

1つ目は、成績アップや大学受験合格が目的化しており、「成績アップの先」や「志望校合格の先」を見据えることが出来ていなかった点です。

具体例を挙げますと、成績の良い中学3年生の子がいた際に、とにかく偏差値の高い高校に進学させることが目的化してしまい、その高校に入学することのリスクなどを考慮出来ていないといった点です。

例えば、中学時代よりも学内順位が低下してしまい、自信を失うことで、大学受験やその先の人生にまで大きな影響を与えてしまうといったリスクです。

2つ目は、売上至上主義の経営スタイルです。

例えば、売上目標を達成するために、成績の悪い生徒に夏期講習の際に、月に100コマほど受講させるといったことが発生していました。

子どものために必要であれば仕方ないと思いますが、月に100コマ、つまり1日4回ほど授業が発生することで、講師に依存してしまい、中長期的に見ると「子どものためにならない提案」をするような社風になっておりました。

以上2点が働いていた塾に対して抱いていた違和感になります。

STORYでは具体的にどういった活動をされてたいんですか?

個別指導塾の講師として授業も行っておりましたが、注力していたことは長期インターン生の採用活動になります。

具体的にはどういったことを行っていたんですか?

大きく分けると2つになります。

1つ目は『母集団形成』です。

SNSでのスカウト活動が9割以上を占めており、年に数回だけ大学付近で直接スカウトを行う活動をしておりました。

2つ目は『面接』です。

スカウトをして興味を持ってくれた大学生に対する、『動機づけ』と『ジャッジ』を行っておりました。

 

■■ 面接終了 ■■

 

いかがでしたでしょうか。

先程の面接と比べると、かなり良かったと感じる部分が多かったですね。

ただし、これでも「基礎レベル」が出来ていない、改善点の多い面接になります。

それでは、以下でGoodとBadを確かめていきましょう。

 

■■ 面接×FBスタート ■■

 

まずは簡単な自己紹介からお願いします。

関西学院大学商学部3年の渡邉元士(わたなべがんじ)と申します。

大学時代にはキャリア教育系のベンチャー企業『STORY』での長期インターンに主に力を入れておりました。

2年生の終わりまでは一般的な個別指導塾でアルバイトをしておりましたが、そこである違和感を抱いたことから、その塾を辞めて、STORYでの長期インターンを始めました。

本日はよろしくお願い致します。

Good

この自己紹介からは参考にできるポイントがあります。

それは 『面接官を誘導する工夫』 です。

具体的には、3段落目の「”ある違和感”を抱いた」という表現です。

「ある違和感」という抽象的で気になるワードを入れることにより、面接官の頭の中では「ある違和感って何だったんだろう?」という疑問が自然と生まれ、この点について深堀りをしてもらうことができます。(実際、後ほど問われていますね。)

話す際に、「ある違和感」の部分をやや強調して話すといった工夫を行うと、面接官の興味関心は更にそこに集中するでしょう。

この就活生の場合、 塾で感じた違和感を話すことにより、「顧客への価値を大切にしている」という価値観(Willにも繋がる)を伝えることが出来る ため、ここを深堀りさせるような工夫を行っているということです。

※多用し過ぎたり、抽象度が明らかに高過ぎる場合は、面接官が非常にストレスを感じてしまい、マイナスの評価に繋がりかねないので、その点は注意をして下さい。

STORYという会社はどのような会社なのでしょうか?

キャリア教育を提供する個別指導塾を運営している会社です。

Bad

面接官の質問に対する回答としては問題ないのですが、 この回答では『環境レベル』が分からず、自分自身の成長性を伝えることが出来ていません。 

また、面接官によっては「もっと詳しく教えて欲しい」と思われる可能性もあります。

伝える項目としては、前回の記事でお伝えした『平均的な価値提供・成果の大きさ』『基準値の高さ(負荷の大きさ)』この2つです。(より具体的な内容については、こちらをご確認下さい。)

改善後

2014年6月にリクルート出身者4名によって設立されたキャリア教育系のベンチャー企業になります。

具体的に、「事業内容」と「働く人」という点でお話させて頂ければとお思います。

まず、事業内容としては、完全1対1の個別指導塾を運営しており、「社会で生き抜く力を身に付ける」ということを目的としております。

平均の3倍以上の価格でサービスを提供しておりますが、常に入塾待ちの方が20名ほどいらっしゃるような状況です。

次に「働く人」に関しては、経営陣4名とインターン生が現在100名近くおります。インターン生は、関西の国公立大学と関関同立の学生が中心です。

インターンの選考の通過率は1割を切っておりまして、インターン生の中には京都大学の主席入学者、阪大の医学部の学生などがおり、非常に優秀な学生が多い環境だと感じております。

 

「キャリア教育」というのは、具体的にどういったことをされているのですか?

子ども達に社会で生きていくための力を身に付けてもらうため、子ども達一人ひとりの課題に合わせた指導を行っています。

普通の塾とは異なり、成績アップや志望校合格を目的にしていないという点で特徴的なサービスになっています。

Bad

先ほどと同様、この部分も 『環境レベル』を伝えられる部分であるにも関わらず、上手くそれを伝えることが出来ていません。 

さらに、 この回答は抽象度が高過ぎ て、「具体的にどういったことをしているのか?」という質問の回答としては適切ではありません。(「普通の塾とは異なり」と言っているが、何が違うのか分からない。)

改善後

「社会で生き抜く力を身に付ける」ということを目的とした教育を提供しております。

具体的に、「社会で生き抜く力とは何なのか」「どのように発達させていくのか」という2点についてお話をさせて頂ければと思います。

まず1つ目の「社会で生き抜く力」とはどういったものかと言いますと、例えば、『PDCAを回す力』『自信』『具体と抽象を行き来する能力』といった、勉強以外の領域でも活用できる汎用的なスキルを指しており、社内ではこの「汎用的なスキル」を12個に分解しております。

次に「どのように発達させていくのか」という点について、です。

まずは、課題となるスキルを特定するために、12個の能力の状態や関係性を評価・分析します。

その後は、「点数アップ」や「志望校合格」を実現するまでの過程でスキルの発達を促します。

そして、結果が出た後の振り返りで、生徒本人にも「課題となるスキルを身に着けたことで成果に繋がった」と認識をしてもらい、自分1人でそのスキルを発揮できるよう促していきます。

 

自己紹介の所で、もともと働いていた塾で「ある違和感」を抱いていたと仰っていましたが、具体的にはどういった違和感を抱いておられたのでしょうか?

結論からお伝えすると、子ども達の中長期的な発達を考えた上での指導が出来ていないと感じたことです。
 
具体的には2つございます。

1つ目は、成績アップや大学受験合格が目的化しており、「成績アップの先」や「志望校合格の先」を見据えることが出来ていなかった点です。

具体例を挙げますと、成績の良い中学3年生の子がいた際に、とにかく偏差値の高い高校に進学させることが目的化してしまい、その高校に入学することのリスクなどを考慮出来ていないといった点です。

例えば、中学時代よりも学内順位が低下してしまい、自信を失うことで、大学受験やその先の人生にまで大きな影響を与えてしまうといったリスクです。

2つ目は、売上至上主義の経営スタイルです。

例えば、売上目標を達成するために、成績の悪い生徒に夏期講習の際に、月に100コマほど受講させるといったことが発生していました。

子どものために必要であれば仕方ないと思いますが、月に100コマ、つまり1日4回ほど授業が発生することで、講師に依存してしまい、中長期的に見ると「子どものためにならない提案」をするような社風になっておりました。

以上2点が働いていた塾に対して抱いていた違和感になります。

Good
 全体像や構造を話すことが出来ており、かつ構成も「抽象的な表現→具体例」となっていることから、理解しやすい 返答になっています。

ただし、人(面接官のタイプ)によっては「長い」と感じられる可能性もありますので、相手のタイプや表情を見つつ、『具体例はカットする』といった配慮を行う必要もあるかと思われます。

 

STORYでは具体的にどういった活動をされてたいんですか?

個別指導塾の講師として授業も行っておりましたが、注力していたことは長期インターン生の採用活動になります。

Bad

返答として問題がある訳ではありませんが、 ガクチカを問われた際には「変化感(BeforeとAfter)」を伝える方が良い と言えます。

なぜなら、 そうすることで、面接官の質問に答える形で自分の伝えたいことを伝える事ができる(=誘導できる) からです。

「変化感(BeforeとAfter)」を伝えられると、面接官の頭の中では「どのようにその変化を生み出したのか?」「何を原動力に頑張ることが出来たのか?」という問いが芽生えます。

これらの質問に対して回答をすることで、前回の記事で確認した 人事が見ているポイントの『原動力とその強度』『3つの成長の仕方』を自然に伝えることが出来るよ うになります。

改善後

個別指導塾の講師として授業も行っておりましたが、注力していたことは長期インターン生の採用活動になります。

私が入社した時期は創業期に当たり、インターン生も20名ほどしかおりませんでしたが、約1年後にはインターン生を100名ほど抱える組織にまで拡大しました。

 

具体的にはどういったことを行っていたんですか?

大きく分けると2つになります。

1つ目は『母集団形成』です。

SNSでのスカウト活動が9割以上を占めており、年に数回だけ大学付近で直接スカウトを行う活動をしておりました。

2つ目は『面接』です。

スカウトをして興味を持ってくれた大学生に対する、『動機づけ』と『ジャッジ』を行っておりました。

Bad

具体的な行動内容を話すことは出来ていますが、 「熱量(かけていた時間)」や「成果・成長」が述べられておらず、評価のしづらい回答になってしまっています。 

また、 実際にやっていたことをただ話しているだけで、「このエピソードを通じて何を伝えたいのか」といった目的があまり見えません。 

ガクチカの具体的な行動を話す際には、前回の記事で確認した通り 『原動力とその強度』『3つの成長の仕方』を伝えることを意識する 必要があります。

改善後

大きく2つの時期に分けてお話をさせて頂ければと思います。

まずは入社後2ヶ月間の話になります。

この期間に行っていたことは、大きく2つあります。

1つ目が「SNS上でのDMを用いたスカウト活動」、2つ目が「役員が行う面接の同席」になります。

会社の創業期ということもあり、仕組みやノウハウが整っておりませんでしたので、「先輩から学ぶ」「とにかく量をこなして成功事例を作る」ということを意識し、1週間で40時間ほど採用活動にコミットしていました。

そして、入社3ヶ月目以降は7名ほどから成る採用チームのリーダーとして活動をしておりました。

この時期に行っていたこととしては、大きく2つあります。

1つ目は、プレイヤーとしての活動です。

引き続きスカウト活動を行うことと、インターン生の中で唯一面接官の仕事も担当しておりました。

2つ目は、リーダーとしてチームマネジメントを行うことです。

具体的には、月間の採用目標を達成するために、各工程の数値管理行っており、特に各工程の歩留まりを向上させるために業務の仕組み化を行っておりました。

この時期は1週間で60時間ほど採用活動にコミットしておりました。

 

■■ 面接×FB終わり ■■

 

いかがでしたでしょうか。

今回の面接では、超基本的な部分はある程度押さえることができていましたが、以下のような「基礎レベル」での改善点が多い面接でした。

 

・ガクチカが成長物語になっている

・環境のレベルを伝えられている

・原動力(環境選択・突破浮上で発揮したそれ)と軸が一致している

・課題把握、課題解決のフローを伝えられている

・熱量を具体的に伝えられている

 

就活生の回答に対して、「そこまで悪くないのでは?」と感じられた方は、是非前回の記事で「人事の目線」をインプットしてみて下さい。

上記で指摘した内容や改善すべき背景を詳しく理解することができるかと思います!

それでは、最後に「お手本」になるような面接を確認しておきましょう。

「どういった点が良く出来ているのか?」ということを考えながら見ていきましょう。

 

5:【Good】基礎レベルまでを確実に押さえている

 

■■ 面接×FBスタート ■■

 

まずは簡単な自己紹介からお願いします。

関西学院大学商学部3年の渡邉元士(わたなべがんじ)と申します。

大学時代にはキャリア教育系のベンチャー企業『STORY』での長期インターンに主に力を入れておりました。

2年生の終わりまでは一般的な個別指導塾でアルバイトをしておりましたが、そこである違和感を抱いたことから、その塾を辞めて、STORYでの長期インターンを始めました。

本日はよろしくお願い致します。

Good

上記で確認した通り、 ”ある違和感”といった質問したくなるワードを入れ、面接官を誘導 することが出来ている。

STORYという会社はどのような会社なのでしょうか?

2014年6月にリクルート出身者4名によって設立されたキャリア教育系のベンチャー企業になります。

具体的に、「事業内容」と「働く人」という点でお話させて頂ければとお思います。

まず、事業内容としては、完全1対1の個別指導塾を運営しており、「社会で生き抜く力を身に付ける」ということを目的としております。

市場平均の3倍以上の価格でサービスを提供しておりますが、常に入塾待ちの方が20名ほどいるような状況です。

次に「働く人」に関しては、経営陣4名とインターン生が現在100名近くおります。インターン生は、京阪神と関関同立の学生が中心です。

インターンの選考の通過率は1割を切っておりまして、インターン生の中には京都大学の主席入学者、阪大の医学部の学生などがおり、非常に優秀な学生が多い環境だと感じております。

Good
こちらも上記で確認したように、  『環境のレベル』を適切に伝えることが出来ています。[/su_highlight

 

自己紹介の所で、もともと働いていた塾で「ある違和感」を抱いていたと仰っていましたが、具体的にはどういった違和感を抱いておられたのでしょうか?

結論からお伝えすると、子ども達の中長期的な発達を考えた上での指導が出来ていないと感じたことです。
 
私は中学校の頃のある経験から、「子ども達の人生を豊かにするような教育を提供したい」と思っておりましたが、その考えと一致しない点がありました。
 
具体的には2つありました。
 
1つ目は、成績アップや大学受験合格が目的化していた点です。「成績アップの先」や「志望校合格の先」を見据えることが出来ていなかった点に違和感を抱きました。
 
2つ目は、売上至上主義の経営スタイルです。生徒の発達にとってあまり良くないことがあったとしても、授業を沢山受講させるような点に違和感を抱いていました。

Good

ここでも 上手く誘導が出来ています。 

「中学校の頃の”ある経験”から」といった部分ですね。

この就活生にとって、この中学生の頃の経験はまさに 『Willの原体験』であり、必ず面接の中で話したいエピソード です。

 

中学生の頃にどういった経験をされたのですか?

中学3年生の頃に、ある塾の先生と出会ったことで、2つの大きな成功体験を積んだエピソードになります。

1つ目は、成績がものすごく向上したことです。

塾に通い始めた際には、成績は学年180名中160位とかなり悪い状態でした。ですが、その先生が丁寧に指導をしてくれたおかげで、2ヶ月ほどで上位20位くらいにまで向上しました。

2つ目は、高校受験で公立高校に進学できたことです。

もともとは定時制高校にしか進学出来ないと言われていましたが、なんとか地元の公立高校に進学をすることが出来ました。

この2つの経験を通じて、私は「努力すれば成果は出せる」ということを実感し、その後の人生が大きく変わりました。

この経験から「子ども達の人生に大きなプラスを与えるような教育を提供したい」と思うようになりました。

Good

やや長いように感じられるかもしれませんが、 全体像や構造を話していることから、ストレスなく聞くことが出来ます。 

説明が難しい原体験も整理して相手に伝えることが出来ている点は素晴らしいですね。

 

世の中には沢山の塾があると思うのですが、なぜ「STORY」という会社で長期インターンをしようと思ったのですか?

理由は大きく3つあります。

1つ目は、サービスへの共感です。

具体的には、先程お話した内容と重複する部分ではありますが、「社会」を意識したキャリア教育を提供している点です。

2つ目は、Missionへの共感です。

STORYは「誰もが自分らしい人生を歩める社会を作る」というMissionを掲げています。

私自身が、塾の先生との出会いによって自信を持ち、自分らしい人生を歩む一歩を踏み出せたように、そういった人々を増やしたいと思っており、このMissionに強く共感しました。

3つ目は、「創業期」という組織のフェーズです。

ほとんど何もない状態から同じ志を持つ仲間たちと、Missionの実現、理想の教育の実現に向けて奮闘していくことに挑戦してみたいと思いました。

以上3点がSTORYでの長期インターンを始めた理由になります。

Good

ここは 『環境選択の理由』であり、自身の原動力(Will・Being・価値観)を伝えることができるポイント です。

きちんと整理をされており、 Willだけでなく、この就活生のBeingや価値観と関連する「成長意欲」や「仲間」といった点も話すことが出来ています。 

特に、Willに関しては、この前に話している『原体験』とも一致することから、面接官に強い印象を与えることが出来ます。

 

STORYでは具体的にどういった活動をされてたいんですか?

個別指導塾の講師として授業も行っておりましたが、特に注力していたことは長期インターン生の採用活動になります。

私が入社した時期は創業期に当たり、インターン生も20名ほどしかおりませんでしたが、約1年後にはインターン生を100名ほど抱える組織にまで拡大しました。

Good
 『変化感(BeforeとAfter)』を伝えることが出来ており、基本のポイントを確実に押さえています。 

また、環境選択の理由として述べた「何もない状態から作っていきたい」といったエピソードを実際に体現していることから、この就活生の Beingや価値観に関連する「成長意欲」も面接官には確実に伝わる ような回答になっています。

 

具体的にはどういったことを行っていたんですか?

大きく2つの時期に分けてお話をさせて頂ければと思います。

まずは入社後2ヶ月間の話になります。

この期間に行っていたことは、大きく2つあります。

1つ目が「SNS上でのDMを用いたスカウト活動」、2つ目が「役員が行う面接の同席」になります。

会社の創業期ということもあり、仕組みやノウハウが整っておりませんでしたので、「先輩から学ぶ」「とにかく量をこなして成功事例を作る」ということを意識し、1週間で40時間ほど採用活動にコミットしていました。

そして、入社3ヶ月目以降は7名ほどから成る採用チームのリーダーとして活動をしておりました。

この時期に行っていたこととしては、大きく2つあります。

1つ目は、プレイヤーとしての活動です。

引き続きスカウト活動を行うことと、インターン生の中で唯一面接官の仕事も担当しておりました。

2つ目は、リーダーとしてチームマネジメントを行うことです。

具体的には、月間目標を達成するために、各工程の数値管理行っており、特に各工程の歩留まりを向上させるために業務の仕組み化を行っておりました。

この時期は1週間で60時間ほど採用活動にコミットしておりました。

Good

やや長いように感じられるかもしれませんが、 全体像や構造を話していることから、ストレスなく聞くことが出来ます。 

※ただし、このくらいの長さになってしまう場合は、面接官のタイプや反応を見ながら、柔軟に省略する、相手に一度会話のボールを渡すといった工夫は必要になります。

 熱量(具体的な活動時間)や成長の仕方の部分で「他者から学ぶ」といった点も話すことが出来ており、基本を確実に押さえている回答 と言えます。

 

「プレイヤー」として、何か工夫をしていたことはありますか?

「スカウトによる母集団形成」における工夫として、返信率を向上させる工夫を行っておりました。
 
具体的には、送付先の学生さんの情報をSNSやNwesPicksなどから探し出し、「大切な人に手紙を送る」といった気持ちで一人一人丁寧にスカウトメールを作成していました。
 
その結果、スカウトの返信率が平均は1.5割を切るのですが、2~3割を超えており、8名中最も返信率が高い状態を維持していました。

また、送付した学生から「ここまで自分の良さを見出してくれたことが嬉しくて涙が出た」という返信を頂いたこともありました。

以上がプレイヤーとして行った工夫になります。

Good
 結果が定量と定性の両方で述べられていることから、面接官はこの就活生の生み出した成果をイメージしやすい と思われます。

 

なぜ返信率の向上を行おうと思ったのですか?

理由は2つあります。
 
1つ目は、これまでのデータから判断して、母集団をどれだけ作れるかという点が、目標である採用数に大きく影響していたことです。

2つ目は、母集団を多く作るために、量×質で考えた際に、これ以上量を増やすことは現実的に難しく、質の部分、つまり返信率に改善の余地があると考えたからです。

Good
 課題特定の背景をきちんと話すことが出来ています。 

 

「リーダー」として、何か工夫をしていたことはありますか?

チーム全体の「スカウトによる母集団形成」における工夫、になります。
 
端的に行った工夫を述べますと、属人的な要素を排除するために、仕組み作りです。

具体的には、3つのことを行いました。

1つ目は、「スカウトターゲットの明確化」です。

「採用ターゲット」は言語化されていましたが、採用ターゲットがWeb上でどのように映るのかといった「Web上での採用ターゲット像」が明確になっていなかったので、まずはそこに着手しました。
 
2つ目は、「ターゲットの発見方法の共有」です。

3つのスカウトターゲットを設定しておりましたので、それぞれが「どういったSNSを用いているのか」「どういった発信をする傾向にあるのか」といったことを明確にし、誰でもターゲットを発見しやすいようにしました。

3つ目は、「文面の作成方法とテンプレートの共有」です。

ターゲットごとに訴求すべき内容や、返信をしたくなる文章の作成方法を明確にしました。

また、ターゲット毎に、ある程度使い回しが可能なテンプレートを作成し、スカウトの量を担保する工夫も行いました。

これらを行った結果、スカウトの返信率のバラツキを解消することが出来、1年間でインターン生が20名から100名ほどに増やすことができたと考えています。

なぜそのような工夫を行おうと思ったのですか?

理由は3つございます。

1つ目は、先程お話した内容と重複してしまうのですが、母集団形成が採用目標数に大きく影響していたことです。
 
2つ目は、創業期ということもあり、仕組みが一切整っておらず、今後のことを考えた際に、今のうちに仕組みを作り、日々改善をかけていくことが組織のためになると考えたためです。
 
3つ目は、塾講師をしていた頃の経験から、仕組み化を行うことで個人のパフォーマンスが安定したり、個人間でのパフォーマンスのバラツキがなくなると感じていたからです。

塾講師の頃にどういった経験をされたんですか?

大学受験生を対象に英語や現代文の指導を行っていたのですが、その際に、「このように考えれば、この問題は解ける」といった解法パターンと、「どの解法パターンを使うのか」を判断するもう一段階抽象的な考え方を意識的に伝えていました。

すると、例外が多いと言われる英語や現代文の問題も、安定して得点出来るようになる生徒がそれ以前よりも増えたました。
 
この経験から「人間は考え方の枠組みを学習すれば、様々な具体的な事象に対して対応できる」ということを学びました。

Good

「リーダーとして行った施策」「それをやろうと思った理由」、そして、ここで話している「塾での行動と学び」から、『仕組みを作って改善をかけること(構造的に物事を捉えること×改善)が得意である』といった能力を伝えることが出来ています。

 自分が伝えたい能力について「〜という能力がある」というような直接な表現ではなく、このようにエピソードの中で上手く伝える ことは、非常に難しく、応用レベルと言えます。

■■ 面接×FB終了 ■■

 

いかがでしたでしょうか。

今回は「テキスト」で3つの面接シーンを確認しましたが、 実際の面接は当然のことながら「会話」になりますので、話す内容やそのボリュームは面接官のタイプやその時の表情を確認しながら調整する必要があります。 

冒頭でお伝えした人事の見ている観点を参考にしながら、まずは話す内容をテキストで整理していきましょう。

そして、その後は面接対策を繰り返し行い、相手に合わせたアウトプットが出来るようになるために、実戦形式の練習を積んでいきましょう。

次回は『志望動機の作成の仕方』について確認していきます。

 

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