今回ご紹介する内定者は、東広島という地域の地域活性を目的とした団体で活動をされていた小山歩優(こやまあゆ)さんです。

小山さんの就活の軸は以下になります。

就活の軸
1:「自分が頑張れるかどうか」
主体性が高く他者のために頑張れる人が多く、チーム全体で一生懸命取り組めるような環境であること。
 
2:「自分がワクワクできるかどうか」
事業内容や働き方を通して、新しいこと、誰かのためになること、を感じれること。

※インタビューアーの樋岡は、小山さんと同じくイルグルムの内定者

 

まずは自己紹介からお願い!

はい!
 
広島大学経済学部経済学科の小山歩優と言います。
 
学生時代に一番時間を費やしていたことは、地域活性化と呼ばれるような活動です。
 
「東広島 ひとむすび」という団体に所属をして活動をしていました。

どんな団体なんかな?

最初は「学生団体」として学生3人が立ち上げた団体だったんやけど、代表の方が就職した後、そのまま団体を法人化して。
 
今は法人と学生団体が合体しているようなイメージの組織になっている感じ。
 
なので、厳密にはボランティアではなくて、利益も出ている。
 
けど、営利目的ではなくて、あくまでも地域のために行った活動の結果としての利益。

なるほど、なるほど。
 
少し変わった組織形態という感じなんやね。

そうやね。
 
「インターン」という立場ではないんだけど、その団体で働いていました。

ビジョンとしては、「地域内の交流を高める」というもので、団体に所属した時から『マーケット』といって、東広島の個人商店、農家の方を集めてマルシェを行うようなことをしていて。
 
最近は、東広島市から依頼を受けて、地域の人や学生向けのツアーを企画・開催したり、東広島という地域に関することを色々と行っています。

具体的にはどんなことをしていたんかな?

色々な活動をしていたので一言で説明するのが難しいやんけど。
 
私が所属したタイミングがその団体が出来て2~3年目くらいの時期で、ちょうどあるプロジェクトみたいなものを始めるタイミングだったので、そこの代表を1年間くらい務めて、メンバーたちと一緒に取り組んでいたね。

しんどかったことは何かあった?

それまでの活動では誰かの言っていることを聞いて、それに沿って動くようなことが多かったんだけど、自分が代表になったことでリーダーシップを取る必要が出てきて、最初は慣れていなくて苦労をしたかな。
 
あとは、会計を担当していたんだけど、全く会計が得意じゃなくて結構苦戦したことかな(笑)

なるほどね(笑)
 
ちなみに、リーダーとして頑張り続けることが出来たのってなんでやったんかな?

「人」が大きかったかな。
 
一緒にやっているメンバーが好きだったし、一緒に始めたメンバーのためにも頑張りたいという思いが強かった。
 
代表の人のこともすごく尊敬しているので、その人のためにも頑張りたいと、今でも思っている。

あとは、食べ物を作ったり、食べることも好きで。
 
自分の好きなことがプロジェクトに反映されていて、それをゼロから初めたということもあって、やっていること自体にも思い入れが強くあったことも関係しているかな。

昔から途中で投げ出すことが嫌いで、最後までやり遂げるタイプというのもあるかも。

いくつもの理由が重なっている感じやね。
 
自分自身を一番支えてくれた、原動力になっていたものってどれになりそう?

それは、やっぱり「人」かな。
 
意見がぶつかるとかはいいんだけど、他者に対してマイナスのことを言ったり、愚痴を言うような人があまり好きじゃなくて。
 
お互いのことを尊重したり、そういったことが出来る人たちといると、モチベーション高く頑張れるかな。

「仲間」が原動力として重要なんやね。
 
ちなみに、仲間が自分にとって大切なものになったキッカケとかって何かあったんかな?

中高と部活をしていて。
 
中学は弓道部で、高校はお琴とか和楽器を扱う部活に入っていて、そこで仲間の重要性を感じていたかな。

ありがとう!
 
今話してくれた所とも重なるとは思うんやけど、就活の軸について聞きたいなぁと思っています。
 
どういう軸を持って就活はしていたかな?

 

楽しく生きていきたい。

 

「自分が頑張れるかどうか」「自分がワクワクできるかどうか」この2つを大きな軸として設定していて。
 
前者は今まで話していた内容と同じで、主体性が高くて、チーム全体で一生懸命取り組めるような環境に身を置きたいと思っていて、「人」を重視していた。

「ワクワクできるかどうか」という点に関しては、自己分析をしてみて、「新しいこと」とか「好きなこと」に直感的にワクワクする自分がいる自分に気づいて。
 
なので、事業内容を見る時には、敢えて理詰めで考えずに、自分の直感を頼りにしていた。
 
イルグルムのアドエビスは、自分の直感的にすごく腑に落ちたね。

具体的にどういった点に惹かれたか、また内定先について聞く時に教えて欲しい!
 
ちなみに、その2つの軸を設定した背景というか、何か目的とかはあったんかな?

アホっぽい言い方やけど、「楽しく生きていたい」と思っていて!
 
それまでに「地元の徳島に戻って親と過ごすべきか」とか「福利厚生を重視すべきか」とか、色々考えたけど、そういう所で決めてしまうと、絶対に後悔するな、と思って。

自分が楽しいって感じることを考えると、「周りの人が嬉しい、楽しいって思っている瞬間」だった。
 
だから、「自分がワクワクして、100%頑張れる環境」に身を置くことで、より多くの人の嬉しさや楽しさを作っていきたいって思った。

めちゃくちゃ良いね!
 
「楽しく生きていきたい」って皆思いそうやけど、なかなかそれを軸というか、しっかり明言する人って少ないと思っていて。
 
また、そう感じる瞬間が「周りの人が嬉しい、楽しいって思っている瞬間」というのも個性が反映されていると思う。
 
そういった思いを大切にしているのは何かキッカケがあったりしたんかな?

高校生ぐらいの時からかな、そう思い始めたのは。
 
部活の部長を経験したことが大きかったかもしれない。
 
部員が25人とかだったんやけど、色々と大変なことがあって。
 
そういったことを乗り越えて、最後目標を達成できた時に、部員や顧問の先生、家族が喜んでいるのを見て、それがとても嬉しかった。

なるほどね!
 
ちなみに、和楽器を扱う部活ってどんなことをやっていたんかな?

オーケストラの和楽器バージョンと思ってもらうと良いと思う!
 
それぞれが色々な和楽器を演奏して、一つの演奏を完成させる感じ。

めちゃくちゃ珍しい部活やね!

それぞれの軸について詳しく聞きたいと思うんやけど、1つ目の「人」という点については、具体的にはどういう人と働きたいと思っていたんかな?

 

誰かのためになることを届けたい。

 

すごく細かく定義していた訳ではなかったかな。
 
人を大切にしていたので、見ていた企業の規模は比較的小さくて、社員さんと話をしていく中で、自分と合うかどうか、という直感をかなり重視していた。
 
直感だったので、これを言語化しようと思うと、イルグルム寄りの話になってしまうんだけど、イルグルムの人たちは皆、愛があった。

「会社は手段であって」みたいな話ってあると思うんだけど、個人的には「会社=手段」と割り切り過ぎている人と一緒に働きたいとは思えなくて。
 
会社に対して愛着を持っていて、「この会社をより良くしていく」という意志を持っていて仕事に取り組んでいる人が多い印象だった。
 
自分もそういう人と働きたいと思っていた。

めちゃくちゃ分かるなぁ。
 
ちなみに、なんでそういう人と働きたいと思っていたんかな?

それは大学での活動が大きいかな。
 
さっき言った団体では、個人の成長をすごく応援しているんだけど、「成長というものは、誰かのために頑張った結果ついてくるもの」という考えを持っていて。
 
「地域の人のため」「その団体のため」といった気持ちで頑張っている人が多くて、組織の掲げている目的や組織の成長のために頑張るという姿勢がしっくりきていた。
 
団体の規模が小さいからこそ、主体的に組織を作っていこうとする人たちが多くて、そういう人たちと一緒に活動すること自体が自分のモチベーションになっていたと思う。

ありがとう!
 
2つ目の「ワクワクできるかどうか」という点に関しても聞きたいんやけど、どういうことに対してワクワクするんかな?

「新しいこと」であったり「今後の成長性」といった点にワクワクしていた。
 
なので、IT系のサービスであれば、割とどれもワクワクしていた(笑)
 
ただ、イルグルムに惹かれた理由になっちゃうんだけど、その中でも特にワクワクしたのは「お客さんのためになる」「お客さんの状態をより良くする」という要素が強いもの。
 
自分がセールスとしてお客さんに提案をする際に、少しでも後ろめたい気持ちがあると、自分は嘘をついて提案をするとか絶対に出来ないから、自分が「お客さんのためになる」と思えることが大事だった。

「誠実さ」みたいなものが大切なんかな。

そうだね。
 
団体の活動の中で、一度、後ろめたさを感じながらやっていたことがあって、そこからそういうことはしたくないと思った。

どんな出来事やったんかな?

活動内容を簡単に言うと、地域の農家さんから直接野菜を買って、それを料理して販売するというもので。
 
一度「美味しくない訳じゃないけど、ちょっと焦げている」という料理を販売していたことがあって、その時に、すごく後ろめたさを感じて、お客さんに対してもすごく申し訳ない気持ちだった。
 
目に見えて分かるくらいテンションが低かったみたいで、そこから「自信を持って”これは良い”と思えるものを提供したい」という気持ちが強くなった。

そんな気持ちになったのってなんでなんやろう?
 
何も思わずにお客さんに販売できる人もいると思うんやけど。

一緒に住んでいるお婆ちゃんが「人の幸せのためなら嘘をつける」という人で、その部分を反面教師にしていたことが関係しているかもしれないかな。
 
一度嘘をついちゃうと、辻褄を合わせるために、色々な嘘をつかないといけなくなるから、「なんでここで嘘をつくんだろう」と思っていることがあって。
 
おばあちゃんのことは大好きだけどね!

一緒に住んでいると、たしかに「ここは真似しないでおこう」と思う部分もあるよね。

じゃあ、次は内定先について聞かせて欲しい!
 
内定者の俺が聞くのも変だけど(笑)、簡単に企業の紹介をして欲しい。

イルグルムは、素晴らしい会社です!

それは説明になっていないから、もうちょっと詳しく教えて(笑)

そうだね(笑)
 
小さなimpactの積み重ねが、やがて社会に大きな影響をあたえるという考えで「IMPACT ON THE WORLD」というMissionを定めていて、Visionとしても、データとテクノロジーにを用いて、世界中の企業によるマーケティング活動を支援して、売り手と買い手の幸せをつくることを目指している会社かな。
 
このMission・Visionを達成するために、刻々の効果測定ツールであるアドエビスというサービスを主軸として、マーケティング支援の自社開発ツールを作っています。

ありがとう!笑
 
ここまでの話の中でも何度か出ていたけど、軸とイルグルムはどういった繋がりがあったんかな?

 

愛と誠実さに惹かれた。

 

「人」という点に関しては、10人くらいの方と面談・面接をさせてもらって、すごく合っていると感じた。
 
それぞれが行っている仕事は違うけれども、自分の中に落とし込んで自分事として取り組んでいて、かつ組織の目標に向かっても誠実に取り組んでいる印象を、全員から受けた。
 
あとは、愛があって良いなと思った!

どういう所から自分事として取り組んでいると感じたんかな?

企業としては「売上を上げる」「理念を実現する」といったものがあると思うんだけど、それを丸々コピーした人間ではないというか。
 
そこには共感をした上で、「自分にはこういうビジョンがあって、それをこの仕事の中でどう実現していくのか」という部分をしっかり明確にしている印象があった。
 
組織を前に進めていく中で、自分たちの想いや出来ることを重ねているイメージかな。
 
だからこそ、目の前の仕事に対しても誠実に取り組めるのかなと思う。

「愛」という部分も、そういう「組織のために」という部分から感じたんかな?

そうだね。
 
あとは、「会社の人のために」という部分も。

ありがとう!
 
2点目の軸に関連する話だと思うんやけど、冒頭で話してくれた「アドエビスというサービスに対してワクワクした」という点についても詳しく教えて欲しい!

ふわっとした言い方をすると、「誠実で中立的なサービス」だと感じたことかな。
 
Web広告ということに関して言うと、今って、企業は自社サービスを適切な人に適切な手段で届けたいけど、やり方がわからなかったり、消費者にとっては流れる広告が興味の無いものばかりであるような状況だと思うんだよね。

アドエビスはWebマーケティング(広告)の成果の良し悪しをチェック、計測する自社開発ツールなんだけど、このツールを使うことで企業が適切な人にサービスを届けることができ、消費者も自分に必要な広告だけが流れてくるような状況にできるサービスで。

企業だから、お金や利益ということももちろん大事だと思うんだけど、それ以外の部分、正しいデータを、中立的な立場で取得して、企業を支えているところや、自社開発しているからこそ、顧客の声を取り入れ製品改善を行っているところは、純粋に「より良くしていく」「誠実に顧客に向き合う」という価値の部分を大切にして作られたサービスだと感じた。

確かにビジネスモデルとしても、誠実なサービスだよね。

そこには俺も惹かれたな。

あとは、アドエビスは導入して終わりではなくて、その後のサポートの部分があるからこそ、自分たちの工夫で、今までになかった新しい価値を提供できると思った。
 
そこが「新しいもの」という自分の惹かれる要素と重なっていた。

「顧客のために」という点と「新しいもの」という点がまさに重なっていたんやね。
 
ちなみに、イルグルム以外で惹かれた企業ってあった?

 

「就活」というのは1つの選択肢に過ぎない。

 

1社、イルグルムと迷った企業があったんだけど、絶対にイルグルムの方が合っていたと思ってる。

どんな会社やったんかな?

某住宅系企業で。
 
「人」という点に関しては、目標に向かって直向きに頑張っている印象があったんだけど、ただ事業内容という点で少し懸念があった。
 
すごい成長はしているんだけど、それ故に、顧客への価値という点でグレーな部分があるように感じて、「誠実さ」を感じづらかった。

「誠実さ」がやっぱり大切なんやね。
 
ありがとう!

最後に就活生に対してメッセージもらえるかな?

悩み過ぎて、ダメにならないようにして欲しいです。
 
そのためにも、視野を広く持って欲しいと思います。
 
色々な事情はあると思うんだけど、例えば、家族からのプレッシャーなどで「大手しか選択肢にない」「大手に行けなかったら終わりだ」と思って、自分なりの選択が中々できない人もいると思っていて。
 
日本には沢山の企業があるし、日本以外、世界を見ればもっと色々な企業があるし、就職せずに、「自分でクレープ屋さん作る」という選択肢でも良いだろうし。
 
選択肢は無数にあるはず。
 
就職する自分が言うのも変だけど、「就活」という1つの枠に囚われ過ぎないようにして欲しいなと思います。

 

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