いよいよ、本選考をスタートさせた企業もあり、皆さんの就活も本格化してきたのではないでしょうか?
そんな本日の記事は、「就活の軸」について。
就活をしているとよく言われますよね。「あなたの就活の軸って何ですか?」って。実は私坂元は、この「就活の軸」という言葉、嫌いです。笑

なぜ嫌いか。
この言葉ってそもそも
・独立、起業
・留学
・修士や博士
などの就職活動以外へのキャリアが切り捨てられているからです。
だからこそ、この就活の軸で語られるものとして
・商社やコンサルティングを軸として見ています
・ベンチャー中心で、成長環境が就活の軸です
・お金に携わりたいので、金融中心です
という、よくわからない「業界」に準じたものが出てくるケースが多々あります。
このよくわからない「就活の軸」というものを基準に就活を進めることでよくあるパターンとして、最終面接付近で、以下のようなクリティカルな返しをされ、撃沈していきます。
<質問例>
・それってボランティアで良くないですか?
・それって趣味じゃだめ何ですか?
・それってウチの会社じゃなくても良いですよね?
・それってなぜ今独立してやらないですか?
・それってそのまま大学に残る方がよくないですか?
つまり、「働いていく=価値を出してその対価としてお金を貰う」という観点が抜け落ちた状態で、業界や会社に即した無理やりな軸を作ること によって、本質的な問に答えられなくなるのです。
また、何とか上手くいって内定が出たとしても「就活の軸」しか持っていないため、就活で燃え尽きたりします。
つまり、働き始めてからのその「軸」がモチベーションの源泉にならないケースが多々あります。
では「就活の軸」で就活をしたらダメなのであれば何を基に就活を進めていけば良いのか?
言葉にするのならば、私は「キャリア判断の軸」であるべきかなと思います。
そして、このキャリア判断の軸こそ、今までずっと言っている(STCAが非常に大切であると考えており、抽出のためにかなり時間をかけている)、
・Will(他者や組織、社会に対する価値提供の形)
・Being(自分自身の価値観や、ありたい姿)
・価値観(大切にしている価値観)
・価値観(大切にしている価値観)
で構成されるものだと思っています。