今回ご紹介する内定者は、学生団体の活動を通して自分に自信を得て、多くの苦労を重ねながらも就活を挑み、納得内定を得ることができた河合さんです。
河合さんの就活の軸は以下になります。
1:ビジョン・ミッションなどの会社の大方針に共感出来て、
その方針が事業を通して実現されていくと実感できるかどうか
2:社員さんという部分で、譲れない自分軸を持ちながら、
楽しんで仕事をされているかどうか
3:社員個々人がそれぞれの思いを尊重しながら、
協働できる文化があるかどうか
4:顧客の価値にとことんこだわる文化があるかどうか
河合さん、本日はよろしくお願いします。
それでは、最初に自己紹介をお願いします!
河合千里といいます。
ずっと大阪に住んでいる大学5年生になります。
教育学系の学部に所属していて、
小学校の教員免許と特別支援の教員免許をとっています。
また、活動に関しては教育というのを軸に活動をしてきました。
特に、大学1年生から3年生まではアイセックという
学生団体で採用の活動をしたり、
高校生に授業をしたりしていました。
その後、4年生までOnlyという教育系ベンチャーで
インターン生として働かせてもらっていました。
現在は、内定を頂いた企業でインターンシップ生としてプログラミングなどを勉強中です。
ありがとうございます!
学生時代は、本当に様々な活動をされていたんですね。
それでは、さっそく就活についてお伺いしたいのですが、
就活はいつ頃から始められたんですか?
そうですね。
3年生の5月頃に周りが就活を始めだしたので、
自分もやろうかなと思って、エンカレに登録して始めました。
サマーインターンもいくつか参加しましたが、
周りが行っているから、なんとなく参加するという感じでした。
また、業界としては、教育に興味があったということもあり、
人材教育の企業を片っ端から見ていましたね。
ちなみに、人材教育を見ていた理由に関して、伺ってもいいですか。
そうですね。
そこは、自分のWillであるやりたいことが重なっていたからというのが大きいです。
私自身のやりたいこととして、
人が自分に自信をもって生き生きとしている人を増やしていきたいと思っています。
そうなったときに、できなかったことでも何かに挑戦して、
成功することが自信につながると考えていました。
なので、自分が提供したサービスをもとに1歩を踏み出して、
チャレンジする人が成功するための支援ができると思って
人材教育を見ていました。
そうだったんですね。
キャリアアドバイザーの妻鹿から事前に聞いていたのですが、
2年就活をしたと伺ったのですが、
そのあとはどのような形で就活をすすめられていたんですか。
そうですね。
かなり苦労しながらではあったんですが、
4年生の7月くらいにやっと、1社から内定をいただいて、
もうここに行こうかなというテンションではいました。
ただ、そこから、STCAの妻鹿さんなどに相談させてもらって、
自分は「こういうキャリアを歩んでいきたいけど、今の企業にはこんな不安がある。ただ、もう1年就活をする勇気はない」みたいな話をしていました。
22卒の頃は、就活自体が本当にすごくしんどくて、
毎日泣いていたので、もう1年やる勇気がなかったんです。
ただ、今、この企業に入ることのメリット・デメリットと
もう1年やることのメリット・デメリットを考えたときに、
もう1年続ける方がいいかなと思いました。
そのあと、親にも相談して、
7月にはもう1年就活を続けることを視野に入れはじめました。
ただ、11月くらいまでは22卒として就活をやりきるということを
親と約束していたので、それまではやりきりました。
そこで、2社内定はいただいたんですけど、
納得できなかったんですよね。
なので、昨年の12月あたりから23卒としての就活を始めた形になります。
ありがとうございます。
その中で、納得できなかった要因についても教えていただいてもいいですか。
内定をいただいた企業が自分と合っているとは思えなかったという部分が大きいと思います。
最初に内定をいただいた企業は、人材教育の企業だったのですが、
自分に合うと思えなかったり、その会社を信じられなかったりしたのが大きかったです。
2社目の企業に関しては、秋頃に内定をいただいたので、
時期的に受けている企業の幅が少なかったんですよね。
そこで、もう1年就活を続けてやりきった方が、
後悔しない決断ができるだろうと思ったところが大きかったです。
そうなんですね。
1社目に内定をいただいた企業さんのどんなところが合わないと思ったんですか。
そうですね。
そこに関しては、2点ありました。
1点目は、顧客志向の低さです。
選考の際の対応が少し雑なところがあり、
相手に対して誠実ではないのかなと思ってしまいました。
2点目は、尊敬できる人の存在です。
私自身、尊敬できる人がいるとモチベーションが上がるのですが、
そういう方をこの企業では見つけられませんでした。
ありがとうございます。
ただ、納得いかなくても内定をもらったら、その企業に行こう!
と思う人が多いと思うんですけど、そこでとどまって考えて、
もう一度就活をしようと思えた理由を教えていただいてもいいですか。
そこに関しては、妻鹿さんに相談させてもらっていたのが大きかったと思います。それこそ、全くSTORY CAREER経由の紹介ではない企業のことも相談させてもらっていました。
その中で、妻鹿さんから『河合さんなら、絶対もっといけますよ!』ってすごく言ってもらっていました。
その言葉がすごく嬉しかったんですよね。
特に、私がすごいなと思っている妻鹿さんからそこまで言ってもらえると、もう少し納得できるまで頑張ってみてもいいかなと思いました。
あと、教員免許を持っているので、
最悪、教員になってもいいと思っていました。
本当に23卒の就活がダメだったら、教員になる運命だったんだという、最後の砦みたいな安心材料があったのも大きかったです。
ありがとうございます。
ちなみに、ネットプロテクションズさんを選ぶ上での基準となった就活の軸についてもお伺いしたいです。
そうですね。
はじめの頃は、軸の見つけ方が全然わからなかったので、
軸と呼べるような軸があまりありませんでした。
ただ、先ほど言っていた人材教育がしたいということだけ思っていたので、その中だったら、何処でもいいから受かればいいかなという気持ちでした。
なので、企業に合わせて軸を作ってしまっていました。
23卒の時はSTCAの妻鹿さんとの面談を通して、
相談をさせてもらいながら、軸をしっかり考えていました。
まず、自分の人生の軸として、人の可能性を諦めずに、挑戦と成長を繰り返し、熱中し続けられる人生を歩みたいということを掲げました。
その人生を歩んでいく中で、大事な条件とは何かを考えたときに、
4つありました。結局それが、就活の軸、だと気づきました。
1つめは、ビジョン・ミッションなどの会社の大方針に共感できて、その方針が事業を通して実現されていくと実感できるかどうかでした。
2つめは、社員さんという部分で、譲れない自分軸を持ちながら、楽しんで仕事をされているかどうかということを考えていました。
3つめは、社員個々人がそれぞれの思いを尊重しながら、協働できる文化があるかどうかというところです。
最後の4つめは、顧客の価値にとことんこだわる文化があるかどうかというところです。
かなりしっかりとした軸ですね。ありがとうございます。
こちらのそれぞれの軸の理由についてもうかがっていいですか。
そうですね。
その前に、この就活軸のもとになっている私自身の提供したい価値であるWillとありたい姿であるBeingについてお伝えさせてもらえればと思います。
私のWillとしては、自分に自信をもって生き生きとしている人や自分の可能性をあきらめない人を増やしていきたいということでした。また、これが1つ目の軸にかかわっています。
また、Beingは人に誠実でありたいということです。また、このBeingの状態になるために必要な条件として、2つ目から4つ目の軸を作りました。
1つ目の軸に関しては、Willであるやりたいことがあっている会社がいいというところでした。
ただ、業務にこだわらずに、やりたいことの抽象度を上げたときに、ビジョン・ミッションなどの会社の大方針という、
会社にとって変わらないところが自分と合っているところで働きたいと思いました。
2つ目の軸に関しては、Beingであるありたい姿の発動条件という部分です。
過去の経験から、すごくしんどくても頑張り続けようと思う時は、
自分もしんどくても、周りの人も頑張っていたり、
周りの尊敬できる人の力になりたかったりするときだと思ったので、これをおいていました。
3つ目の軸も、Beingが発動できるときというところでした。
これも過去の経験から考えました。
自分の中で、1番楽しかった経験は高校生の頃の文化祭で、
個々人が大事なものややりたいことをしながら、みんなで作り上げていくという協働しているのが居心地がよかったんです。
4つ目の軸に関しても、Beingを発揮しやすい環境でした。
アイセックで採用活動を行っていた時に、新入生ってどうやったら、楽しんでもらえるか考えているときが自分のBeingに近い状況だと思ったので、これを軸に置いていました。
ありがとうございます。
この軸をもとに、ネットプロテクションズさんに意思決定をされたと伺ったのですが、人材教育を見ているところからなぜFinTechを行うネットプロテクションズさんに意思決定をしたのかという変遷について教えていただけてもいいですか。
22卒の時は、人材教育を見ていました。
そこから23卒になってから誰に価値提供をしたいか考えてみると、
社会人だと考えたので、人材を見るようになりました。
ただ、人材を見ている中で、ゆがみがあると思っていました。
そのなかでも、例えば、人材紹介では、構造的にお金が発生するのは、求人企業側になるので、どうしても求職者側に寄り添えない部分やどちらかに嘘をつかないといけない場面が出てくるのではないかと感じました。
自分自身が変わりたいとか自分のことを好きになりたいという思いがあったので、そういう思いをここで提供できるのではないかと思って、自分からこの事業に参画しました。
そこで、どうしたらいいか聞いてみたら、
もう少し抽象度を上げて、業務にこだわらないことが大事なのではないかと言っていただきました。
なので、本当に人の可能性を信じられたり、人が自信をもって生き生きできるという価値観を重要視して企業を見るようになりました。
そこで、STORYCAREERで話を聞いてみたら、
「その通りだよ。真剣に人材紹介をしているだけでは利益が出ないから、うちはコンサルもやっているんだよ。」と教えてもらいました。
その中でも、最終の意思決定はどうやって決めていったのかを教えていただいてもいいですか。
また、1つめの軸が大きかったというのあると思います。
私自身の傾向として、あまり将来のことを考えていないんですよね。今までの自分の人生を振り返ると、もちろん不安を感じていた時期もありますが、それ以上に「自分がワクワクする」という感覚を大切にしていました。
ありがとうございます。
結構、最後はワクワク感で決めた部分が大きかったんですね。
そうですね。
しっかりと数値的にこの会社は何点という形で総合点も出してはいました。
そして、そこでもネットプロテクションズさんが1番点数が高かったんです。
それでも、気持ちがあまり乗りきらなかったんですよね。
「ここだろうな」とは思うけど、もう1歩が足りなかったんです。
ただ、最終面接の前に社員面談を組んでもらって、その社員さんのお話を聞いて、そのときに、すごくワクワクさせてもらえて、最後はそのワクワクを大切にしました。
就活では自分の軸と合っていそうな企業は他にもいくつかあったんですけど、ワクワクする感覚は得られずにいました。
ただ、ネットプロテクションズは、社員さんのお話を聞いて、すごくワクワクしたんですよね。そこの中でも、ビジョン・ミッションの部分で、こんなことがしたい!だとか、こんなことができるんだ!という部分に具体度を持ってワクワクできました。もちろん、他の選択などもいろいろ考えたんですけど、このワクワクを大事にする方が、今までの人生経験上、上手くいくのではないかと信じて意思決定をしました。
ありがとうございます。
ちなみに、今もネットプロテクションズさんで内定者インターンをされていると自己紹介でお話しされていましたが、
実際にインターンをしてみて感じたところについてお伺いしてもいいですか。
そうですね。
そもそも、業務自体がエンジニアのインターンをしているので、実感できていない部分はあるとは思います。
ただ、その中でも想像通りだと思ったのは、人という部分です。
自分も含めて人に対する向き合い方が本当に真摯な方が多いです。
新人である私に対しても、すごく考えて接してもらっています。
想像以上だなと思ったのは、自律と協働の部分が思った以上に自由にやらせてくれると思いました。
一応、インターンの中でやることは相談の上で決めていくけど、やれるかどうかは置いておいて、必ず前向きに検討してもらえるんです。やりたいことをやってもらうのが1番だからという価値観はすごく大事にしているんだと実感しています。
ありがとうございます。
ここまで、河合さんのお話から、
すごく苦労をされながら、向き合ってきたのかなと思ったのですが、最後にこれを読んでいる就活生へのメッセージをいただいてもいいですか。
そうですね。
難しいなとは思いますが、就活でこんな苦労した私が言うものではないかも知れませんが、楽しいものだと思います。
もちろん、苦労しているときにそういわれても納得できないと思うんですけど、たくさん自分の事を知れて、いろんな価値観に触れることができて、その中で自分の人生に責任を持てる初めての機会なのかなという風に思っています。
多分、大学受験で自分で決められる人もいるとは思うんですけど、周りの意思に流されて決める人も多いのかなと思います。
そんな中で、自分の人生にはじめて責任を持つ機会ってすごく貴重だなと思っているので、楽しめとは言いませんが楽しめるものだし、楽しんでいいものと思えたらいいのではないかなと思います。
あと、就活って楽しいものではあるけど、しんどいものでもあると思います。
ただ、そのしんどさ自体が価値だと思います。
私自身、22卒の経験をしてよかったと思っていて、楽しいからいいとかしんどいからダメというものではなく、しんどくても、楽しくても価値で、就活をしていること自体が将来的に価値になるんだなと思ってもらえたら良いと思います。