今回ご紹介する内定者は、ワンダーフォーゲル部や森林研究会での活動など様々な活動をされている中橋穂乃香(なかはしほのか)さんです。

中橋さんの就活の軸は以下になります。

就活の軸
1:「成長している業界・企業で働くこと」

2:「MissionやVisionの実現を自分ごととして捉えることができるか」「社員の方がMissionやVisionを自分ごととして捉えて、全力で成し遂げようとしているのか」

3:「社員の方が視座高く生き急いでいるか」

 

中橋さん、本日はよろしくお願い致します!
 
自己紹介からよろしくお願い致します。

北海道大学農学部森林科学科の中橋穂乃香と申します。

中橋さんは学生時代どのような活動をされていたんですか?

各学年ごとにお話しますね。

実は元々、北大が第一志望ではなくて、北大には後期受験をして入学しました。

そこから、1年生の時に、ワンダーフォーゲル部という部活に入りました。

この部活は、年に何回か「長期山行」という長期間登山を行うプログラムがあり、そのプログラムの準備や実施を行っていました。

部活はしていたものの、「結構ポケーっとした毎日を過ごしていたんじゃないかな」と思っていて(笑)

振り返ってみると、1年生の時はあんまり楽しくはなかったかなと思います。

そして、大学1年生の春休みの時に、2週間の海外研修プログラムに参加しました。

この時に、意識の高い友達や海外で働く人に出会い、「かっこいいな」「自分ももっと頑張りたいな」と思い、2年生から活動を広げていきました。

2年生も今思えば「頑張れてなかったな」とは思うんですけど、短期留学で海外に行きたいなと思っていたので英語の勉強を頑張りました。

また、新しく自治寮に入寮して共同生活を始め、結成したばかりのサークルにも所属し、そこでの活動を頑張ろうとしていました。

2年生の春休みには、「チャレンジングな環境に行きたいな」と思って、めちゃくちゃ喋らされる語学学校を自分で探して、オーストラリアに2ヶ月間留学しました。

ただ、短期留学でも不完全燃焼で、「積極的になれたら良かったな」と反省をしていました。

その後3年生になり、就活はやらなきゃいけないと思ってたんですけど、部活などの忙しさを言い訳にして逃げて、夏のインターンは1個も参加できませんでした。

ただ9月から、「本気を出さなきゃな」「色々頑張らなきゃな」と思って就活を始めました。

そのなかで、自分の「情熱と論理性を持った人になりたい」というなりたい姿と今の自分のギャップに気づいたんですね。

そこで、「やるならやる、やらないならやらない、とはっきり決めて頑張らなきゃいけない」と思って、様々な活動の中でも、その時に楽しかったサークル活動と就活に力を入れて、今まで頑張ってきた形になります。

院進とも迷っていたのですが、就活と院進とどっちつかずの中途半端になるよりも、やるからには全力でやろうと思ってここからは就活に全振りしました。

様々な活動をされていたんですね!

1年生のときに参加した海外プログラムを通して、もっと頑張りたいと思ったのはなぜなのでしょうか?

そうですね、実は、1年生の時は第一志望の大学に落ちたことをずっと引きずってて。

当時の自分は、「楽しくないな」「浪人したかったのに、させてもらえなかったな」と、自分の置かれた状況を人のせいにしていました。

ただ、「せっかくの大学生活を楽しみたいな」「楽しまなきゃもったいないな、やりたいことやりたいな」と考えたときに、今の自分ってめっちゃダサいなと思ったんですね。

そんな中参加した海外研修は、シンガポールとタイに2週間行って、現地学生と交流したり、現地で働いている北大のOBさんにあって話を聞くなど、密度の濃いプログラムでした。

そこには、自分の今後について考えている人や、自分の意見を言える人がいて。

そのような方と、当時の自分のダサさを比べて、「もっと自分もやりたいことに向かって頑張りたいな」と感じました。

なるほど、海外研修にはそのような方がいたんですね。

中橋さんが様々な活動をされる中で、一番頑張った経験は何になりますか?

2年生の途中で、森林研究会というサークルに入って、そこでの活動を頑張ったかなと思います。

そもそも、なぜ森林研究会に入られたんですか?

まず、北大の森林科学科に入学した経緯をお話しますね。

元々生まれた場所も、同級生が7人の田舎町で、すぐ側に自然があることが当たり前の環境だったんです。

大学の学科選択でも、自然が好きだったということもあり、森林科学科という学科に入りました。

ただ、学科の授業で日本は地形的に欧米のような効率的な林業を行うことが難しく、コストがかかりすぎてしまい、補助金なしではビジネスにならないという課題を知り、「日本の林業は課題が多いなぁ」と感じることがあって。

絶望したと言うか、「この産業はだめだな」と思ってました。

そのようなときに、「森林研究会ができた」ということを聞きました。

ビラも貼っていたんですけど、結構そのビラも適当で、怪しさ満点でした(笑)

ただ、そのビラには「農業系サークルや酪農系サークルなど、各学科のサークルはあるのに、森林系のサークルが無いのはおかしい」「森林系のコミュニティを作りたい」という風に書いてあって。

確かになと思いました。

ちょっと怪しいなと思っていたんですけど、知り合いが入っていることを聞いて、「とりあえず入ってみよう」ということで入りました。

そうだったんですね、最初林業に対してマイナスイメージを持たれていたことは意外でした。

このサークルの中では具体的にどのようなことを頑張っていたんですか?

サークルの中では、「勉強会の開催」に力を入れていました。

勉強会を立ち上げた目的は2つあって。

1つ目は「熱量に触れて欲しいということ」、2つ目は「知識を共有し、新たな活動のスタートとなる場を設けること」です。

それぞれ具体的に教えていただきたいです!

1つ目についてお話する前に、前提としてそのサークルでは、林業家さんの家に行って、お手伝いすることなどを行っていたんですね。

例えば、木をカットする「製材」という工程のお手伝いをしたり、植林のバイトをしたり、木を伐採して馬で運ぶ「馬搬」を行っている方のお手伝いをしていました。

活動をしていく中で、一緒に活動する仲間や山の中で働いている方々の情熱に触れて、勝手に「日本の林業終わっていると思っていた自分がダサいな」と感じましたし、「もっとこのサークルをより良くしたい」と思いました。

サークルには、アツい想いを持っているメンバーもいれば、新しく入ってきたばかりで、「あんまり林業のことはよくわからないよ」というメンバーもいる状態でした。

その中で、「なんかよくわからなかったな、このサークル」となってしまうのはもったいないなと思っていて。

「せっかく入ってくれたからこそ、サークルを楽しんで欲しいな」「私が活動を通して感じたことをみんなにも感じて欲しいな」「熱量に触れて欲しいな」と思っていました。

そこで、みんなの熱量を伝えることができる場を作りたいと思って、勉強会を開きました。

「熱量」や「アツい想い」といった言葉が印象的なのですが、中橋さんにとって「熱量を持っている人」というのはどのような人なのでしょうか?

「自分がやりたいことをやって、活き活きとしている人」ですかね。

様々な活動をする中で、「なんでこんなところにこんなすごい人がいるんだろう」と思うことがあって。

そんな人は輝いているというか活き活きしているように見えるんですよね。

例えばどんな人だったんですか?

例えば、私が入っている寮の人たちです。

私が入っている寮は、実は評判が良くなくて。

私も入る前にめっちゃ止められたんですよね(笑)

ただ、寮の文化も変で、たしかに「時代錯誤だな」と感じることもあるんですけど、その寮の文化やそこで楽しそうに共同生活をしている人に惹かれて入りました。

また、タイで出会った日本人の方も印象に残っています。

私は「何でこんなところで働いているんだろう?」と感じたんですけど、その人は論理的に自分のやりたいこと、自分の感情を言語化して、そこで仕事をすることを選択されていました。

そうやって、自己分析し、自分の感情を言語化して、「自分がやりたいことと、タイで働いていること」を紐付けることができているからこそ、活き活きとしているんじゃないかなって思いました。

そのような人は「納得感を持って自分の人生を生きているな」と思いますし、「かっこいいな」と感じますね。

僕自身も様々な方にインタビューをして、強い想いを持って活動している人とお話して、「輝いているなあ」と感じるので、凄く分かりますね。

2つ目の「知識を共有し、新たな活動のスタートとなる場を設けること」についてはどうですか?

2つ目に関しては、「活動に参加することへのハードルが高いのでは」と思い実施しました。

それまでは林業家さんのお家に泊まりに行ってお手伝いをすることなどがありましたが、なかなか多くの人が参加しやすいものではなかったのかなと思っていました。

なので、参加するハードルの低い「勉強会」を実施し、そこで知識を共有することで、そこから参加者が、「違う活動にも参加してみよう」とか「じゃあ一緒にこういう活動新しく始めてみよう」のように別の新しい活動のスタートラインになればいいなと思っていました。

実際に活動される中で、「仲間に熱量を持って欲しいと思って勉強会を開いた」というお話をしてくださったと思うんですけど、仲間に対して熱量を持って欲しいと思ったのはなぜだったのでしょうか?

熱量を持って欲しいと思った理由としては、「自分が熱量を持っていない人間だったこと」が大きいのかなと思います。

高校の時も部活を頑張っていたんですけど、頑張っていた理由としては「頑張っている人に憧れて、自分もそうなりたい」と思ったことが大きくて。

中々自分一人で熱量を持って頑張ることは難しいけど、小さな熱量も大きな熱量も人と共有することで更に良い化学反応が起こっていくのかなと思います。

だから私は勉強会で「熱量をもって活動する人の応援もしたいし、他の人にもその熱量に触れて何か少しでもその人なりに感じてほしい、小さくても自信がなくても1人1人が熱量をもって、伝えてほしい」と思っています。

僕自身も頑張っている人を見て勇気をもらって、「自分も頑張らなきゃな」と思うので、凄く共感できます!

ちなみに、「就活をきっかけに在りたい姿と現状にギャップを感じた」とお話してくださったと思うんですけど、就活自体はどのような軸を持っていたんですか?

 

コンフォートゾーンから抜け出す。

 

軸も就活をしながら作っていったということもあるのですが、最終的には3つ置いていました。

1つ目が、「成長している業界や企業で働くこと」。

2つ目は、「MissionやVisionの実現を自分ごととして捉えることができるか」「社員の方がMissionやVision自分ごととして捉えて、全力で成し遂げようとしているのか」。

3つ目が、「社員の方が視座高く生き急いでいるか」というものですね。

なるほどです!

実際に3つの軸を設定したのは、「情熱と論理性を持った人になりたい」という在りたい姿を達成することから逆算して設定したのでしょうか?

その側面もあります!

理想とする像や、キャリアプランから逆算して、ファーストキャリアでどのような環境がいんだろうとか、一緒に働く人はどのような人がいいんだろう、などと様々考えていました。

また、軸の設定は、第一志望の会社の説明会で社長が言っていた話の内容などにも影響を受けていて。

その話の中では、「40代になったら、次の世代にどのように社会を渡していくか考え、社会に貢献できる人間にならなければいけないこと」。

「安定は、生き残る力をつけることであり、安定するためには変化に対応する力をつける必要があること。また、その力を身につけるためには、コンフォートゾーンから抜け出す必要があること」。

「成長のためには、伸びている産業を選んで主体的に働きかけていくことが必要であること」。

「今の社会は、人類史上初めて、社会課題の解決がビジネスになっており、社会貢献の側面がないと会社は生き残っていけないこと」などの話をしていました。

そのことに加えて、「自分が惹かれる企業ってどのような企業なんだろう?」と絞っていって、共通点をまとめていったこともあります。

なんでその点に惹かれたんだろうと考えて、自己分析との一貫性を見て軸として設定していきました。

そのように軸を設定していったんですね!

1つ目の軸として「成長している業界や企業で働くこと」とお話してくださったと思うのですが、中橋さんの中で「成長している」とはどのように定義していたのでしょうか?

そうですね、ここは結構難しくて。

見ていた企業はベンチャーが多くてIRがなかったので、何が成長しているのか、ということをデータ的に分析することは難しかったんですよね。

なので、自分が信頼しているエージェントの情報を頼りにしていました。

また、成長している企業は、「変化が激しかったり、働いている人も自主的に明るく働いているんじゃないかな」と仮説を持っていたので、社員の方と話をして、どのような想いを持って働いているのかを聞いて判断していました。

そのような自分の成長軸に合う企業を考えていくと、必然的にIT系の企業ばかりを見ていましたね。

僕も業種は絞っていなかったのですが、僕自身も軸に合わせて企業を見ていくと、気づいたらIT系のベンチャーばかり見ていました(笑)

ちなみに、1つ目に「成長している業界や企業で働くこと」を軸として設定したのはなぜなのでしょうか?

まず、「ファーストキャリアで挑戦ができる環境を選ばなければ、後から挑戦するような環境に身を置くことは難しくなるんじゃないかな」と思っていたからです。

また、自分は「将来やりたいこと」はないんですけど、好奇心旺盛で様々な新しいことに直面した際には楽しさを感じると思っています。

なので、変化の激しい環境に身をおくことで「持ち前の好奇心がそそられて、主体的に明るく頑張れるな」と思いましたし、「成長もできるんじゃないかな」と考えていました。

そうだったんですね!

「好奇心」「成長」といったことを大切にされていると思うんですが、それはなぜなのでしょうか?

ずっとガチガチの体育会系に入っていて。

高校の時は、ボート部、大学の時はワンダーフォーゲル部など歴史が長い組織に所属していたんですけど、あまり自分の「やりたい」という想いが達成できない環境だったと思うんですよね。

伝統がある分、ルールや縛りもありました。

ただ、森林研究会は、作りたての段階で自分がやりたいことを提案すると「いいね!」と言ってくれる仲間がいて。

自分のやりたいことを自分の責任でやらなきゃいけない環境は初めての体験だったんですけど、主体的に取り組むことができて、凄く楽しいなと感じました。

ずっと体育会みたいな感じだったんですね(笑)

自分自身も伝統は好きだったんですけど、働くとなった時はそれには縛られたくないなと思いました。

いろんな団体に入ってきた中で、「自分がこれまでどこで活き活きとしていたんだろう」と思うと、小学校や森林研究会になるんですよね。

自分の頑張ったことがすぐに認められたり、自分の考えがすぐに形になっていく環境の方が楽しかったなと感じて。

これまで頑張ってきて楽しかった環境の差を考えて気づきました。

また、挑戦したいと思ったことは、これまでの経験から「どのような環境でもある程度やっていけるんだろうな」と思っていたことがあります。

ある程度頑張れるからこそ、「安定した環境に慣れちゃう自分も怖いな」と感じていました。

「今振り切るべき」「今挑戦することに慣れないとどんどん挑戦が難しくなる」と思っていました。

 

困難を楽しさに変える人と働きたい。

 

成長のために、失敗を恐れずにチャレンジすることが大事だということは凄く共感できます!

次に2つ目の軸についてお伺いできればと思うのですが、この軸を設定したのはどのような考えからくるものだったのでしょうか?

2つ目の軸
「MissionやVisionの実現を自分ごととして捉えることができるか」「社員の方がMissionやVisionを自分ごととして捉えて、全力で成し遂げようとしているのか」

「MissionやVisionの実現を自分ごととして捉えることができるか」を自分の軸に置いたのは、これまでの経験からきています。

前提として、「自分はどこの環境でも求められている基準以上は頑張れるな」という思いがあって。

大学では、部活も行っていますし、寮でも複数人で共同生活を行っていますし、サークルも行っているし、留学もしたし、というようにやるべきことはやっているなって思ってたんですけど、全部中途半端だなと思いました。

一応やるべきことはやっているけど、「自分ごととしてやっているのか」っていうとそうでなかったりして。

これまでリーダー的な立ち回りを避けていたり、何かあったら人のせいにしていたことも、自分から熱量を持とうとすることに対して、逃げていたからだと感じました。

大学生のときもやりたいことがたくさんあって、それなりにやっているけど、「全部中途半端」という形だったのかなと思いますし、そんな自分を変えたいなと思っていました。

「社員の方がMissionやVisionを自分ごととして捉えて、全力で成し遂げようとしているのか」という軸に関しても詳しく教えていただきたいです!

ここについては、自分が頑張ってこれた環境から考えました。

自分はこれまでもそこまで熱量を持てていなかったんですけど、自分が頑張れていた時は目指す像があったり、凄く頑張っている人が近くにいたんですよね。

頑張っている人に対してライバル的な意識もありますし、そのような人がうじゃうじゃいる環境で働くことに関しては、凄くワクワクしました。

また、MissionやVisionなどの根本的な部分と会社がマッチしている人は、「困難を困難と思わず、壁も楽しんで越えていけちゃうんじゃないか」と感じていて。

目の前のことだけしか見れていないと、苦しくなっちゃう時もあると思うんですけど、先を見据えれば、「今苦しくても頑張っていけるんだろうな」と考えていました。

壁を乗り越えていくことに対して楽しむことができるのは非常に大事ですよね。

ちなみに、2つ目の軸を設定したきっかけは何になるのでしょうか?

自分は中学は陸上部に入っていたんですけど、なかなか結果が出なくて。

ただ、「高校に入ったら部活をめっちゃ頑張っている人になりたい」「成果を出せるようになりたい」と考えていました。

その中で「目指すならインターハイを目指したい」と思って、高校生から始めても比較的インターンにいきやすい部活ということでボート部に入りました。

ボート部では、インターハイに出場するという目標を持って頑張っていました。

また、周りで頑張っている人に感化されて、「自分も負けたくないし、インターハイに参加したい」という想いがあり、上手くいかないときも頑張る事ができ、結果として3年生の夏にインターハイに出場することが出来ました。

スポーツにおいて成果を出したかったのはなぜなのしょうか?

憧れという要素が大きかったのかなと思います。

「部活が命と考えている人」って理解はできなかったんですけど、そのような人たちは強い想いを持って頑張っていたし、自分が上手くスポーツができなかったからこそ、かっこよく感じたんですよね。

なので、「自分もそのような人になってみたいな」という気持ちを強く持っていました。

なるほど、ありがとうございます!

次に3つ目の軸である「社員の方が視座高く生き急いでいるか」についてお伺いできればと思います。

この軸の「視座高く生き急いでいる」ことは中橋さんの中ではどのような状態と考えているのでしょうか?

 

ただ「がむしゃらに頑張る」ことはしたくない。

 

視座が高い状態は、今ではなく、一歩先のことを見ている人ですかね。

「人としてどうなりたいか」という自分自身の目標や、「●●のような社会を作りたい」という壮大なビジョンを掲げて、そのために何をしていくかを考えていると視座が高いなと感じています。

また、生き急いでいる状態は「やりたいことを全力でやれている状態」だと思います。

限られた時間の中で、たくさんの「やりたいこと」をやるとなると、凄く忙しくなると思うんですね。

ただ、その先に目指すものがあるからこそ、そのように忙しい状態を楽しみながら、やるべきことや、やりたいことに対して頑張れているんだろうと考えています。

僕自身も代表の坂元や渡邉の近くで働いていて、掲げているものを成し遂げるために全力で働いている姿を間近でみていることもあり、凄くイメージがつきました!

ちなみに、3つ目の軸はなぜ設定したのでしょうか?

自分が活き活きと頑張れた環境を思い出したときに、高校の時の経験が思い浮かんで。

高校の時は、受験勉強も部活も、どっちも頑張りたいと思って行動していました。

実際にどちらも成果を出せていたので、凄く楽しかったんですよね。

やらなければいけないことをちゃんと全部頑張って、すべて成果になっていることはちゃんと頑張れた証拠だなと思っていました。

ただ、その時の反省として、「目指すべきところが見えていない中でただひたすら頑張っていたこと」があります。

自分はどこでも頑張れる人ではあるけど、それにプラスで、正しい目指すべき方向を見ながら、目の前のコトをがむしゃらにやればもっと大きな成果は出たんじゃないかなと思うんですよね。

なので、自分の目指すべき像や、社会に目を向けることを持ち合わせつつ、生き急げる環境で働くことはすごく大切なんじゃないかなと思っていました。

なるほど、先を見据えて頑張っていく方がもっと自分の目標に近づいていくと考えていたんですね!

他の人からのアドバイスを素直に聞き入れて、行動に移せるのは自分の強みだと思うんですけど、「その先のものを見えていたの?」と聞かれると、あまりできていなかったんじゃないかなと思っていて。

人よりも頑張れるからこそ、何かしらの成果を出せるとは思うんですけど、先を見据えて頑張ることで「もっと効率的に成果を出すことができるようになるのではないか」と考えていました。

「目標から逆算してやるべきことを考えること」は凄く大切な力ですよね。

次に、中橋さんの内定先の企業について教えていただきたいです!

 

「この人達になら騙されても良いかな」と感じるほど惹かれた。

 

ZENKIGENの会社名は「人が持つ能力の全てを発揮すること」という意味を表す禅の言葉が由来となっていて、そのような世界をつくることをVisionとしても掲げて目指している会社です。

今はWeb面接サービスの「harutaka(ハルタカ)」などを提供していて、HRTechの領域の会社になります。

※HRTechとは

人事・人材(Human Resources)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、主に人材採用や人材育成、人事評価といった人事領域に活用できるデジタル技術のこと。

このサービスは動画面接にAIをかけ合わせており、これを導入することにより、企業にとっても学生にとっても、有意義な時間を提供することができます。

また今後は様々なことにAIを掛け合わせることで、自分の気持ちや個性、能力を最大限発揮できるような社会を創ることを目指しています。

面接×AIという発想は面白いですね!

中橋さんの軸とはどのようなところが合っているなと感じたのでしょうか?

中橋さんの就活の軸

1:「成長している業界・企業で働くこと」

2::「MissionやVisionの実現を自分ごととして捉えることができるか」「社員の方がMissionやVisionを自分ごととして捉えて、全力で成し遂げようとしているのか」

3:「社員の方が視座高く生き急いでいるか」

1つ目に関しては、ZENKIGENが創設4年目の会社でスタートアップという段階なんですけど、コロナの状況下でも資金を調達し、私達の代(22卒)から本格的に新卒採用を始めており、まさに成長中の企業であると感じています。

また、社員さんとお話をしてもみなさんが活き活きとしていたので成長している企業なんだなと感じました。

働く人が活き活きとしているということはどのような場面から感じたんですか?

やっぱり社員の方とお話をした時ですかね。

内定承諾をする前に10人以上の人とお会いしたんですけど、みんな優れていて、一人ひとりが目指すものがあって、ZENKIGENという会社が大好きなんだなと感じました。

また、今はカオスな環境ではあると思うんですけど、「忙しいけど、楽しいよ」と話をしていて、そのような状況を楽しめているような感じがしました。

いい会社ですね!

2つ目の軸と合っているなと感じた部分はどういったところになるのでしょうか?

2つ目の軸
「MissionやVisionの実現を自分ごととして捉えることができるか」「社員の方がMissionやVisionを自分ごととして捉えて、全力で成し遂げようとしているのか」

自分ごとのように感じる部分として、一つは二人の創業者に惹かれたことが大きいのかなと思います。

自分は「人を信じ過ぎて、人を疑わない」ことが強みでも弱みでもあると思うんですけど、「社長たちになら騙されても良いかな(笑)」と思うほど、「かっこいいな」「私もそのような世界をつくりたいな」と自分ごととして捉えることができました。

またVisionに共感した別の理由としては、過去の様々な経験からきていると思います。

林業は斜陽産業(需要が傾向的に減少している産業)だと思うんですけど、実際には多くの人が頑張っているんですよね。

また、「生まれた環境によって何かを諦めることはもったいないな」と思っていました。

ZENKIGENは「人が自分の持っている力を最大限発揮できる」社会をつくることを目指していましたし、そのような社会になれば、「頑張っている人が報われるような世界になるのではないか」とは考えていました。

そこまで強く代表の方に惹かれていたんですね!

ちなみにどのようなところがかっこよかったんでしょうか?

凄く壮大なことを言っていて、それを本気でやろうとしているとこですかね。

最終面接でお話した時に、社長は「後10年でこれをやらなきゃいけないから必死なんだよ」という話から「この人は本当にそのような世界を作ろうとしているんだな」と感じ、かっこいいなと思いました。

目先のことではなくて、どのような社会を作っていきたいのか考えることができる企業なのかなと思いました。

また、ある社員さんが「みんながZENKIGENという船に載っていて、そこの船に乗る仲間を探している」「みんな変な人が多いけど、損得勘定がないピュアな人が多い」と話をしていたんですね。

特に、社員の方と話をするほど、「代表2人がピュアな心を持って、熱量高く行動しているからこそ、Visionに共感している人が集まっているんだろうな」と思うことができ、代表の言葉に納得感を持つようになりました。

なるほどです!

また、3つ目の軸が合っていると感じられたのはどのようなところだったのでしょうか?

3つ目の軸
「社員の方が視座高く生き急いでいるか」

前提として、20代はめちゃくちゃ働きたいなと思ってて。

私自身「みんなが自分の人生を納得感を持って楽しく生きる社会にしたい」という想いがあるんですけど、そのことを20代のうちに達成するのは壮大なことすぎると感じていました。

一方で「気づいたら20代が終わってしまった」となってしまうのも嫌で。

自分は外向き視点と言っているんですけど、「どのような社会をつくりたいのか」というような視点を持つ人と働くことがいいんじゃないかと考えていました。

ZENKIGENは、外向き視点を持っている人が集まっているなと面談の中で感じていたので、3つ目の軸とマッチしたなと感じていました。

ありがとうございます!

最後に就活生へのメッセージをお願いします!

ZENKIGENの社長もよく話をしているんですけど、「自分の人生を歩むこと」が大事だと思っています。

就活も、誰かが話していた情報を基に決めてしまいがちなのかなと思うんですけど、それでは「自分の人生を生きていないんじゃないかな」と思うんですよね。

自分の直感や惹かれるものを大事にして、それを自分の言葉で説明できる企業であれば、私は、ベンチャーでも大手でも、それこそ起業でもいいなと思っていますし、多くの方が自分の人生を歩んでいって欲しいなと思います。

 

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