私の新卒就活

私は関西学院大学法学部出身で、22歳の時に新卒で就職活動をしていました。
新卒の就活時は、在学中に自分で学生団体を立ち上げて、大きく育てたエピソードと独自の企業分析で、内定を荒稼ぎしていました。
 
それこそ、誰もが知っている大手金融機関やメーカーからベンチャー企業まで
「社会見学だ」と思って様々な業種・規模の会社を受けました。
面接を受ける会社ほぼ全てから内定をもらい、正直かなり調子に乗っていました。笑
 
内定の数、13社。(内定だけもらうなら、正直それほど難しくはないです。ただ、この後お話しますが、絶対に内定をゴールにしない方が良いです。)
 
新卒就活時は最終的に、
・友人からの見られ方
・世間的な評価
・会社が言う情報
を信じて、とあるベンチャー企業に就職することにしました。
 
 

入社したベンチャー企業では。。。

内定時にもらっていた情報と、結構違う社内環境。

内定時に過ごしたグループの人間とは違う社員。
(後々聞いたところによると、内定者に人事がランクをつけており、内定辞退防止のために同じランクの人間を同じグループにしていたようです。)
 
また、「お客さんのため」よりも「いかに数字を取ってくるか」が最重要の営業。
2年弱勤めたものの、区切りの良いところで辞めることにしました。
 
この時の教訓として思ったことは2点です。
 
・友人からの見られ方や世間的な評価で就職を決めては「絶対に」いけない。
・会社からのメッセージには、情報操作が多分に含まれている。
 
 

世界一周の旅へ

退職後、給与はかなり良かったので、貯めた200万を持って、1年間かけて世界一周の旅に出ました。
 
 
 
世界一周で得た経験はかなり良くて、ここでようやく「ちゃんとした自己分析」に近いことができたと思います。
 
「自分は何をしたいのか」
→人間に興味が強い、世界の諸問題の根本は人間に関することがほとんどで、そのアプローチをするためには教育が最適と感じたため、教育の道に進みたい
 
「自分はどんな人間でありたいのか」
→やるべきことをちゃんとやっている自分でありたい
 
「どんな人生を過ごせば、最適と言えるのか」
→思い描く理想の教育が社会で当たり前になっている人生
 
色々感じることがあり、帰国後は「教育」の道で骨をうずめようと転職活動を始めました。
 

転職活動で目の当たりにした現実

この時、私は初めて現実を見ることになります。
 
新卒時代はどの企業からもチヤホヤされて受ければ内定をもらっていたこの私が。。。同じノウハウで、全然内定がもらえないのです。
 
最終的には教育を扱う大手企業に内定を頂いたのですがのですが、この時に感じたことは
 
・転職活動は前科1犯のような扱いを受ける
→「あなた1回辞めた(犯罪を犯した)人ですよね?うちでなぜ辞めないって言えますか?」のような扱いを受ける
 
ということです。
 
 
キャリアコンサルタントとなった今だから分かるのですが、ヘッドハンティングでもない限り、転職はすればするほど基本的にキャリアダウンすること。このことが、当時は分からなかったのです。
 
 

転職を経験して思うこと

この後、教育企業に7年勤め、最終的に友人と理想の教育やキャリア支援を叶えるべく教育・人財ベンチャーを起ち上げるのですが、転職を経験した私が13年経って思うことは新卒の就職活動、って本当に重要だということです。
 
事実、「新卒でしか受けられない会社」も多数ありますし、「転職活動は新卒の就職活動より難しい」ので、最適な会社を1社目で選ぶ。これに限るのです。
 
分単位で大きな額のお金を生み出す社会人が、無料で、自分のために時間をとってくれ話しを聞いてくれる、それも何の実績もない人間に。そんなことは学生でないとありえません。
 
本当にちゃんと新卒の就活をしないと絶対に後悔します。
 
私は上記のような経緯や後悔から、「多くの学生が新卒で納得のいく就職活動を行えるようにする」ために、元リクルートの友人とSTORY CAREERを立ち上げ、新卒の就職活動支援の仕事をしています。
 
新卒の大学生に、絶対に後悔のしない就活をしてほしい。
仕事はやりがいがある、と1人でも多くの人が言えるような社会にするために、日々、試行錯誤を繰り返してます。
 
新卒の大学生には声を大にして伝えたいことは「適切な」自己分析を行うことです。
 
自分を知ることで、最適な自分の人生(キャリア)が見えてきます。
最適なキャリアが見えてくれば、そのキャリアに見合う会社を選ぶ。
最後に、その会社から内定をもらえるよう対策をする。
 
これで就活は終了です。
 
ちなみに、この「適切な」がポイントです。
 
絶対に、学生同士でするのではなくプロの力を借りてください。
 
かなり奥深く、ノウハウがある世界です。周りに信頼できるプロがいなければ、自己分析のサポートを行いますので、お気軽にご連絡ください。
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