この記事では業界選びを行うためのヒントと、自分に合った業界を見つける方法をお伝えします。

 

「業界って絞ったほうがいいのかな?」

「自分に合った業界の見つけ方を知りたい!」

 

という方向けの記事となっています。

 

STORY CAREERでは、リクルート出身で各業界の採用事情に精通している代表坂元の知見をもとに累計2,000人以上の学生の本質的なキャリア支援に携わってきました。

 

その中で業界選びに戸惑っている学生が一定数おり、相談を受けることも多いので、この記事が就活生の皆さんにとって参考になれば嬉しいです。

 

業界選びは将来のキャリアを左右する重大な選択であり、慎重になるべき所です。

しかし、多くの学生は業界選びで迷ってしまいがちです。

 

まず前提として、必ずしも業界を絞る必要はありません。

業界というよりは、自分にとっての成長環境や将来性、一緒に働く仲間や働き方を重視したほうが自分の理想を叶えられる場合があるからです。

 

特に就活を始めて初期の段階では、自分の興味がないと思われる分野についても幅広く見てみることをおすすめします。

 

とはいえ、業界によって提供価値や価値提供する相手が大きく異なる場合もあるので、自分自身のWill・Being・価値観を元に判断できるようにしていきましょう。

 

Will・Being・価値観については以下で詳しく解説をしているので、まだ読んでいない方はぜひご覧ください。

https://storycareer-salon.jp/jikobunseki2

業界選びをする前に、まずは自分自身をよく理解することが重要です。

自分の目標、価値観、興味を明確にすることで、自分に合った業界が見つけやすくなります。

 

自分の目標とは、具体的にどのようなキャリアを築きたいか、どのようなスキルを身につけたいか、どのような人生を送りたいかを言語化することです。このとき、現実的な目標だけでなく、大胆な夢やビジョンも考えてみましょう。

 

もしお金や時間などの制約条件がないとしたら、あなたはどのような人生を歩みたいでしょうか?

まずは理想となる人生を思い描き、そのために必要な経験や知識などを洗い出してみましょう。

 

価値観については、自分がどのようなことを大事にしているか、どのような企業文化や働き方を求めているかを考えます。企業の業績や成長率だけでなく、働く上での環境や働きやすさ、経営理念なども重要なポイントです。

 

価値観は、幼少期に形成されている場合が多いため、小学生や中学生の頃の記憶を思い出し、当時の自分が何を大切にしていたのか、どのような行動をどのような考えのもと行っていたのかを言語化してみましょう。

 

興味については、業界や企業の事業内容が自分の興味や関心に合致しているかどうかをチェックします。興味を持てる業界や職種に就くことで、仕事に対するモチベーションが高まり、成功する確率も上がります。

 

「なんとなく興味がある」ではなく、具体的にどのような事業のどのような部分に興味を持っているのかを言語化することがポイントです。また、興味を持った理由についても言語化しておくようにしましょう。

 

例えば、以下のようなイメージです。

 

少子高齢化問題に取り組んでいるE社は、特に過疎化が進行している地方都市を対象に、第一次産業や第三次産業のなかでも特に観光産業に従事する人を増やすための人材事業に取り組んでいる点に興味を持っている。

理由は、自分自身の地元が山口県で田舎育ちであることと、大学時代に旅行が好きで全国各地の都道府県を20都道府県以上まわった経験から、地方を元気にすることが地域住民の活力に繋がり、観光産業を通じて多くの人を元気にすることができると考えたため。

自分に合った業界をリサーチする

業界選びで大切なのは、自分で情報を収集し、リサーチを行うことです。インターネットや書籍、業界紙などで、興味を持った業界や企業に関する情報を集めましょう。特に業界の動向や競合他社との差別化、成長性などの観点から、業界を比較検討することが大切です。

 

また、企業のイベントや合同説明会に参加し、実際に企業の人事担当者や先輩社員に話を聞くことも有益です。ここで得た情報は、企業研究の際にも役立ちますし、内定を得るためにも大事なポイントになります。

 

インターンシップやアルバイト経験を通じて、業界や職種に触れ合う方法もおすすめです。実際に働くことで、自分自身の体験を通して自分に合った業界を判断することができるようになるでしょう。

 

情報を集める際には、出所に注意しましょう。近年では、SNSや口コミサイトなどを中心に多くの情報を得ることができるようになりましたが、事実とは異なる情報が混在している場合が多々あります。

 

以前は正しかった情報でも、時代とともに変化して過去のものとなっているケースもあります。

可能な限り、最新かつ一次情報を集めるようにしましょう。

業界の紹介

就活生から相談を受けることが多い業界について、今回の記事では5つ紹介させていただきます。一部私見を含むので、参考までにご覧ください。

■広告業界(電通・博報堂・ADK・大広・東急…) 

クライアントの広告課題に対して、 TV・新聞・イベント・WEB・雑誌・交通広告など様々な 広告手段を用いて提案する総合広告代理店と、各メディア専門の広告代理店があります。

皆さんが一般的に受けられるのは、総合広告代理店、 特に上にあげたTOP5社が多いのではないでしょうか。

総合広告代理店の特徴としては、

【Will】
人(社会)に大きな+の影響を間接的に与えたい

【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会から承認が欲しい
・成長したいという欲求
上記のどれかが紐づくBeing
が多く、

働く人の特徴としては、「場」におけるコミュニケーションが非常に円滑で、ノリの良い人が多く、 一瞬のひらめき(クリエイティブさ)を持った人が多い印象があります。

また、某事件があってからは、残業や接待もかなり抑えられているようですが、それでも、メンタル・体力、両方において、 かなりのストレス耐性を兼ね備えておく必要がある業界です。

その分、稼ぎも良く、30前後で年収1000万を超えてくる人も少なくない業界です。

■WEB・インターネット業界

サイバーエージェント、デジタルホールディングス、セプテーニから、Google、Yahoo、なども一括りにさせて頂きます。
※本当は細かく違いますが、特徴的な部分だけ。 ここは個別にご相談頂ければ、会社ごとの特徴含め、アドバイスさせて頂きます。

働く人の特徴としては、

【Will】
人(組織・社会)に、広い+の影響を間接的に与えたい

【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会から承認が欲しい
・成長したいという欲求
上記の何かに紐づくBeing

をもっている人が多く、頭の回転が早く、コミュニケーションも円滑で、かつ数字に強い人が多いです。

コミュニケーションや服装などから、一見チャラい業界に見られがちですが、仕事自体はかなりキツく、その分若手から多くの仕事にチャレンジでき、成長感を得やすい業界となっています。

社内外で競争が激しく、入れ替わりの激しい業界となっていますが、身につく能力としても、企業が今後の社会を生き抜く上で、非常に重要なWEB・ITといった専門的な能力が身につく業界のため、転職市場での価値も高く、給与水準なども、現在上がり続けています。

■コンサルティング業界

2010年頃と比べて、重要性が増しており、 多種多様になっているコンサルティング業界。

大きく分けると、

・外資戦略コンサルティング
・外資専門(IT・人材・会計・M&A…)コンサルティング
・日系戦略コンサルティング
・日系(IT・人材・会計・M&A…)コンサルティング

があります。

働く人の特徴としては、

【Will】
人(組織)に自分の力によって+の影響を直接的に与えたい

【Being】
・人より優秀でいたい
・成長したいという欲求
どちかに紐づくBeing
が多く、純粋に賢い人が多い印象を持ちます。

昔は、「ロジカルモンスター」のような、 人の感情が全くわからないんじゃないか!?という人が多い印象だったのですが、 最近ではクライアントから、実行・改善まで求められることも多く、 人間性(人としての成熟度のようなもの)も求められています。

給与面も、他業界と比べると若手のうちから、かなりの高水準となっています。
初任給で年収500~600万ほどあります。

■金融業界

銀行・保険・証券と金融業界と言っても大きくわけて3つの業態がある業界ですが、 新興企業の参入により、業界再編が進む中、この3つを横ぐしで行う会社が増えてきています。

働く人の特徴としては、

【Will】
他者or企業に対して、お金というファクターを使って+の影響を与えたい

【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会的な承認が欲しい
・社会的に安全でいたい
・成長したいという欲求
上記の何かに紐づくBeing

を持つ人が多く、学生さんのイメージよりも、泥臭い営業の仕事が多く、体育会の方を求めている業界でもあります。

※体育会リクルーターなどが根強く残っている業界

「フィンテック」というIT×金融、の新しい会社も多く参入しており、今後の業界再編では非常に面白い業界になりそうです。

逆に、金融業界=安心・安全、という神話は崩れつつあるように感じます。

■人材業界

一口に人材といっても、こちらも、人材紹介・人材派遣・人材広告・人材教育、と多様な業態がある業界です。

一般的に、「人材業界」を志望している人は、 人材紹介をイメージしている就活生が多いようですが、自分が受けている会社のメイン事業は何か?は、把握しておくと良いでしょう。

働く人の特徴としては、

【Will】
マイナスの他者or企業に、直接+の影響を与えたい

【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会から承認が欲しい
・成長したいという欲求
上記の何かに紐づくBeing

を持つ人が多く、若手から仕事を任せられ、成長できる業界として有名です。

一方、考え方をかえれば、仕事が一定システム化されており、若手でも一人前として出来る仕事が多い、ということでもあります。

「人に寄り添いたい」という理由で受ける方も多くいますが、実際には営業的な側面をもっている業界でもあるので、自分の本質的な部分と合っているか確認するようにしましょう。

業界選びの優先順位づけをする

リサーチの結果、いくつかの業界に興味を持った場合、優先順位づけを行いましょう。

優先順位づけをするときのポイントは、以下のような観点で比較検討することです。

自分自身の判断基準にそって、それぞれの企業を採点してみましょう。

 

1. 自分の目標(ビジョンやなりたい姿)や価値観に合致しているか

2. 企業の事業内容や働き方が自分に合っているか

3. 就職後のキャリアパスが魅力的か

 

このとき、最初から100%妥当な採点をする必要はありません。

企業のHPを見たり、社員の方に面談をして頂いたりする中で、企業に対する解像度を上げていき、追加情報を得ながらアップデートしていきましょう。

まとめ

最後に、周囲の意見を参考にすることも大切ですが、決断はあくまで自分自身が行いましょう。自分だけの最適な業界選びが、充実したキャリアを築く第一歩となります。

 

以上のポイントを踏まえて、自分にピッタリな業界選びを行い、納得のいく就職活動にしていきましょう。皆さんの将来が明るいものになることを願っています。

 

STORY CAREERでは、就活生が抱える自己分析や企業選びなど、様々な悩みに対してオンラインで相談を受け付けています。

 

「自己分析はやってみたけど、これでいいのか分からない」

「自己分析の結果から、どのような企業がいいのか知りたい」

という方はぜひ一度下記のエントリーフォームからご連絡ください。

文責:橋本大佑

北海道大学大学院農学院修了。新卒で入社したITベンチャー企業で人事を務め、2社目ではデータサイエンスの教育事業のマネージャーを担当。現在は、STORY CAREERにてキャリアアドバイザーとして累計500人以上の就活生のキャリア支援を行っている。
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