就活生から相談を受けることが多い業界について、今回の記事では5つ紹介させていただきます。一部私見を含むので、参考までにご覧ください。
■広告業界(電通・博報堂・ADK・大広・東急…)
クライアントの広告課題に対して、 TV・新聞・イベント・WEB・雑誌・交通広告など様々な 広告手段を用いて提案する総合広告代理店と、各メディア専門の広告代理店があります。
皆さんが一般的に受けられるのは、総合広告代理店、 特に上にあげたTOP5社が多いのではないでしょうか。
総合広告代理店の特徴としては、
【Will】
人(社会)に大きな+の影響を間接的に与えたい
【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会から承認が欲しい
・成長したいという欲求
上記のどれかが紐づくBeing
が多く、
働く人の特徴としては、「場」におけるコミュニケーションが非常に円滑で、ノリの良い人が多く、 一瞬のひらめき(クリエイティブさ)を持った人が多い印象があります。
また、某事件があってからは、残業や接待もかなり抑えられているようですが、それでも、メンタル・体力、両方において、 かなりのストレス耐性を兼ね備えておく必要がある業界です。
その分、稼ぎも良く、30前後で年収1000万を超えてくる人も少なくない業界です。
■WEB・インターネット業界
サイバーエージェント、デジタルホールディングス、セプテーニから、Google、Yahoo、なども一括りにさせて頂きます。
※本当は細かく違いますが、特徴的な部分だけ。 ここは個別にご相談頂ければ、会社ごとの特徴含め、アドバイスさせて頂きます。
働く人の特徴としては、
【Will】
人(組織・社会)に、広い+の影響を間接的に与えたい
【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会から承認が欲しい
・成長したいという欲求
上記の何かに紐づくBeing
をもっている人が多く、頭の回転が早く、コミュニケーションも円滑で、かつ数字に強い人が多いです。
コミュニケーションや服装などから、一見チャラい業界に見られがちですが、仕事自体はかなりキツく、その分若手から多くの仕事にチャレンジでき、成長感を得やすい業界となっています。
社内外で競争が激しく、入れ替わりの激しい業界となっていますが、身につく能力としても、企業が今後の社会を生き抜く上で、非常に重要なWEB・ITといった専門的な能力が身につく業界のため、転職市場での価値も高く、給与水準なども、現在上がり続けています。
■コンサルティング業界
2010年頃と比べて、重要性が増しており、 多種多様になっているコンサルティング業界。
大きく分けると、
・外資戦略コンサルティング
・外資専門(IT・人材・会計・M&A…)コンサルティング
・日系戦略コンサルティング
・日系(IT・人材・会計・M&A…)コンサルティング
があります。
働く人の特徴としては、
【Will】
人(組織)に自分の力によって+の影響を直接的に与えたい
【Being】
・人より優秀でいたい
・成長したいという欲求
どちかに紐づくBeing
が多く、純粋に賢い人が多い印象を持ちます。
昔は、「ロジカルモンスター」のような、 人の感情が全くわからないんじゃないか!?という人が多い印象だったのですが、 最近ではクライアントから、実行・改善まで求められることも多く、 人間性(人としての成熟度のようなもの)も求められています。
給与面も、他業界と比べると若手のうちから、かなりの高水準となっています。
初任給で年収500~600万ほどあります。
■金融業界
銀行・保険・証券と金融業界と言っても大きくわけて3つの業態がある業界ですが、 新興企業の参入により、業界再編が進む中、この3つを横ぐしで行う会社が増えてきています。
働く人の特徴としては、
【Will】
他者or企業に対して、お金というファクターを使って+の影響を与えたい
【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会的な承認が欲しい
・社会的に安全でいたい
・成長したいという欲求
上記の何かに紐づくBeing
を持つ人が多く、学生さんのイメージよりも、泥臭い営業の仕事が多く、体育会の方を求めている業界でもあります。
※体育会リクルーターなどが根強く残っている業界
「フィンテック」というIT×金融、の新しい会社も多く参入しており、今後の業界再編では非常に面白い業界になりそうです。
逆に、金融業界=安心・安全、という神話は崩れつつあるように感じます。
■人材業界
一口に人材といっても、こちらも、人材紹介・人材派遣・人材広告・人材教育、と多様な業態がある業界です。
一般的に、「人材業界」を志望している人は、 人材紹介をイメージしている就活生が多いようですが、自分が受けている会社のメイン事業は何か?は、把握しておくと良いでしょう。
働く人の特徴としては、
【Will】
マイナスの他者or企業に、直接+の影響を与えたい
【Being】
・人より優秀でいたい
・他者、社会から承認が欲しい
・成長したいという欲求
上記の何かに紐づくBeing
を持つ人が多く、若手から仕事を任せられ、成長できる業界として有名です。
一方、考え方をかえれば、仕事が一定システム化されており、若手でも一人前として出来る仕事が多い、ということでもあります。
「人に寄り添いたい」という理由で受ける方も多くいますが、実際には営業的な側面をもっている業界でもあるので、自分の本質的な部分と合っているか確認するようにしましょう。