今回は、転職活動においてSTORY CAREER(以下STCA)のサービスを利用し、現在は、リクルートジョブズさんに勤務する山口貴士(やまぐちたかし)さんにインタビューさせて頂きました。
早期退職やそこからの転職活動、STCAサービスの率直な感想や、転職してからのことを語って頂きました。
今、転職活動中の方や、転職活動を考えていらっしゃる方、今の会社に違和感を持ちつつコロナ禍での早期退職と転職に怖さを感じている方には、現状を前に進めるヒントも多い内容かと思います。
是非最後までご覧ください。
「早期退職から転職活動について」
山口さん、本日はよろしくお願いいたします!
早速ですが、転職活動はいつ頃からされていましたか?
新卒1年目の8月末で退職をして、9月から転職活動を本格的に開始しました。
早期退職をされた理由はどのようなものだったんですか?
Webマーケティングのコンサルをしていたんですが、新卒の中ではかなり成果を出していて、徐々に先輩たちも追い抜かすような成果を出すことが出来ていました。
そのような状況だったので、良いように言うと「自分にもっと負荷をかけたかった」という理由で転職を考えました。
ただ、この考えは間違っていたというか、調子に乗っていたなぁと思います。
転職活動を進めて、内省をしていく中でそう思いました。
「もう少しやれることがあった」ということですかね?
そうですね。
100人規模のベンチャーだったので、割と意見は反映されやすい環境で、プロダクトや組織のことについて意見を言ったりしていたんですね。
ただ、入社したての人間がどうこう言った所で、やっぱりそんなにスピード感を持って変えていくことは出来ないと思うんです。
まずは社内での評価や信頼を獲得していかないといけなかったなと思っています。
そういったことを行わずに辞めてしまったことは早計だったと反省しました。
あと、そもそも「成果を出した」とは言え、たかが5ヶ月間の話なんですよね(笑)
ビギナーズラックの可能性もありますし。
当時はそこまで考えが回らず、組織の風土や人を言い訳にしていましたね。
なるほどです。
ちなみに、当時は組織の風土や人に対してどう感じていたんですか?
当時は、プロダクトやサービス部分への改善が弱いなぁと感じていました。
数年前にリリースしたプロダクトが一気に売れたんですが、そこからあまり改善をかけることが出来ておらず、サブスクモデルの解約率もかなり高くなっていました。
上の人たちはカスタマーサクセス(CS)に力を入れたいと考えていたみたいなんですが、CSや営業担当といった顧客接点のある人たちの意識がそこまで高くありませんでした。
そのため、開発側へのフィードバックもあまり行われておらず、プロダクト面においても改善があまり行われていませんでした。
もちろん、見えていなかった部分もあったとは思うんですが、入社1年目の当時の自分にはそのように見えていました。
転職先が決まる前に退職することに対して不安はありませんでしたか?
その点に関しては、若干「エージェントに騙されたな」と思う部分がありまして…。
大手のエージェントの方に「辞めた状態で転職活動をしても、特に評価に影響はない」と言われたんですね。
なので、本格的に転職活動をするために会社は辞めました。
ただ、実際に転職活動をしてみて、辞めた後ってめちゃくちゃ厳しくて。
辞める前だと「今こういう動きをしているが、会社はこういう反応で」といったように、能動的に動いている事実などを話せたんですが、
「辞めた」という事実がある時点で、何を言っても不平不満にしか聞こえないんですよね。
そのエージェントが言っていたことは、例えば10年くらい働いている人はそうなのかもしれませんが、僕みたいな1年目の人間に言うべきことではないですよね。
「上手く、見込み顧客にされたな」と思っています(笑)
なるほどです…。
ということは、STCAを使い始める前に他のエージェントを利用されていたんですね。
大手のエージェントはとりあえず利用していましたね。
利用し始めてすぐくらいにSTCAで働いている友人に相談をして、俊さんに繋いでもらいました。
「他のエージェントとSTCAの違い」
他のエージェントとの違いってありましたか?
それはめちゃくちゃありますね!
本当にオススメできるエージェントだと思っています。
実際、複数の友人に紹介しました。
どんな違いがありましたか?
色々あるんですけど、部分的なアドバイスではなく、全体を見た上でのアドバイスをしてくれた点ですかね。
他のエージェントだと「2次面接ではこういう所を見てくるから、こういうことを話して欲しい」「逆に、こういうことは話さないで欲しい」といった、表面的なアドバイスをされることが多かったんですが、
俊さんは僕のこれまでの人生についてヒアリングをして、特性などを踏まえた上で、「こういう伝え方をすると、良さが伝わる」といったアドバイスをしてくました。
悪い所とかに蓋をしたままだとミスマッチになってしまう可能性もありますし、それに、入社した後にでも自分がその事実を受け入れないといけない場面は来ると思うんですね。
なので、自己分析や俊さんとの壁打ちを通じて、まずは事実を受け入れて、面接官に伝えたように好意的に自分で受け入れることは、転職後にも活きているなぁと感じます。
冒頭で話されていた、退職理由の振り返りとかがまさにそうなんですかね。
そうですね。
しっかりと振り返りを行い、次に活かすような解釈をしたことで、転職後の初速もかなり上がったと思っています。
これは他のエージェントとのかなり大きな違いかと思います。
あとは、確実に書類選考を通過させてくれる点や、面接対策の質の高さも他と大きく異る点だと思います。
先程お話したことは「プラスアルファ」の部分で、書類の添削や面接対策といったエージェントとしての基本的な機能の精度がかなり高いと思います。
そこまで仰って頂き、ありがとうございます!笑
「とりあえず使った方が良いサービス」だと思っています(笑)
「入社後について」
なぜリクルートジョブスに転職しようと思ったんですか?
理由は3つあります。
1つ目は、自分がすごく好きだったアルバイト先がタウンワーク(リクルートジョブズで提供しているサービス)で救われたことがあったことから、商材に価値を感じていたこと。
2つ目は、自分のタイプとして、ノウハウを盗んでいく、学んでいくということが得意なので、仕組みをゼロから作っていくよりも、ある程度作られている所に身を置いた方が成長できると感じたこと。
3つ目は、STCAの俊さんもそうですし、大学時代に出会ったリクルート出身の方に人間的にも惹かれた部分があり、そういった人を輩出している組織で働いてみたいと思ったこと。
この3つですね。
実際に入社してみてどうですか?
コロナ前とコロナ後でかなり環境が異なるので、分けてお話をしますね。
コロナ前に関しては、かなり順調でした。
MVPも2つくらいもらうことが出来て、同じ時期に入った中途入社の中では割と活躍出来ていたと思います。
成長実感もありましたし、上司や配属されたチームが本当に良くて、かなり充実していました。
MVT(Most Valuable Team)を目指してチーム一丸となって本気で取り組んでいたんですけど、もともとチームで何かをすることが好きだったので、本当に楽しかったですね。
コロナ後はどうでしたか?
求人業界はめちゃくちゃ影響を受けたので、会社全体の業績や個人の成果としてもかなり厳しい状態が続いていました。
2020年の年末にやっと目標を達成することが出来て昇進もしたんですが、また緊急事態宣言が発令されて、絶賛苦戦中です(笑)
※インタビューは2021年1月末に実施
ただ、社風や仕事内容といった点では本当にマッチしていて、入社後のミスマッチは全くないですね。
「転職を考えている人へのメッセージ」
最後に転職を考えている人に何かメッセージはありますか?
特にコロナをきっかけに転職を考えている人は多いなぁと感じているのですが、このご時世なのでかなり迷われている方も多くいまして。
世の中に溢れているセオリーは全て正しい、逆に絶対的な解もないと思っています。
例えば、「1年目で辞めるのは良くない」「3年は我慢しよう」とかです。
「3年続けると職種が変え難くなるから、合ってないなら早めに転職した方が良い」「3年続ければ、成長もして成果を出せるようになるし、やり甲斐も感じられるようになる」どちらも正解だと思うんですね。
なので、相反する意見をネット上で拾って、それに影響を受けてあっち行ったり、こっち行ったりするのはまずいかなぁと思います。
不安だからこそ、そうなってしまう部分もありますよね。
そうですよね。
なので、振り回せれてしまうのも分かるんですが、それだと前進しないと思うんですよね。
特にネットとかの情報って信憑性が低いものも多いじゃないですか。
なので、個人的には色んなエージェントに沢山相談をして、異なる意見を聞いた上で、信頼できる意見を言っている人に相談をすれば良いんじゃないかと思っています。
信頼できるかどうかを判断する際には、多数決ではなくて、言っていることが論理的かどうか、自分自身が納得できるかどうか、で判断すべきだと思います。
考える軸みたいなものを定めないと、一生悩み続けるような気がするので、信頼できる相談相手を見つけて、その人と壁打ちをしていく中で、自分の考えを固めていけば良いかと思います。